最近、繰り返し述べてきたが、
NHKや毎日新聞の世論調査では、安倍内閣の支持率が、劇的に下がり続けている。
回答率がほぼ50%なことを考慮し、安倍を支持する人には回答しない理由が無いので、無回答の残り50%には安倍支持者は少ないであろう。
だとすれば、実質的な安倍内閣の支持率は、2、30%程度。自民党支持者の数とほぼ一致する。
つまり、無党派層からはほぼ完全に嫌われているというのが実情ではなかろうか?
近年の選挙の趨勢を決めてきたのは、無党派層の動きだった。発足後3ヶ月足らずで無党派層の支持を失った安倍政権は、次の参議院選挙までに有効な手立ては打てるであろうか?
私は、「打てない」と考えている。
なぜならば、安倍には、自分の人気が無い理由がわかっていないからだ。
何故か、巨大新聞の読売新聞は、NHKや毎日のような世論調査を行っていない、または公表していない。安倍に不利になるからだ。
これまでに私は、安倍晋三の不可解な行動、及び無思考な政策を批判してきた。
国民が緊急の課題とは捉えていない、教育基本法や、防衛省問題、共謀罪やらなにやら。
生活保護世帯が700万を超し、ワーキングプアは400万世帯。老人医療費は上がるばかり、
サラリーマン減税措置は次々に撤廃(小泉政権末期からだが)。
とにかく、国民の支持を得られるようなことを何一つしていないのだから、人気が出ないのも当然だ。
経団連は恥ずかしげも無く、法人税は減税、消費税はアップ。史上空前の好決算をあげながら、賃金は抑制したまま。ホワイトカラー・エグザンプションなるものまで飛び出した。私は、事実上のホワイトカラー・エグザンプションで、過重労働の結果、過労うつ病になり、もう8年もわずらっている。犠牲者の先駆けの一人だ。そして、病気が回復し始めてからは、同僚に同じような想いをさせまいと、会社相手に戦っている。実際、うつ病になったり、自殺している人が私の会社でも増えているのだ。
安倍も経団連も、「国民」=「生活者」に感情や理解力があることを忘れている、組合を手なづけたから大丈夫だろうと思っているのだろう。
しかし、経済政策、国民の生活に直結した政策(法人税減税により、賃金が増える可能性があり、景気を刺激するというのは詭弁。それなら、サラリーマン減税を直接やったほうが確実)を行っていない。だから支持率が下がる。
そういったことがわからない、安倍政権は、このままどんどん自滅していくだろう。
何故、安倍にはそれがわからないのか?理由は2つある。
一つは、彼は世襲の3代目の議員であり、自分を取り巻く様々な利権漁り集団を食わせていかなければならない、お神輿だからである。彼が自分たちの利益しか図らないのでは、国民の支持は得られない。予言するが、安倍は、次期国会での予算審議では、弾道ミサイル防衛構想をねたに、しばらくゼロ・シーリングが続いていた軍事費の増額に乗り出すであろう。それが、彼とその取り巻きの飯の種だからだ。
もう一つの理由は、安倍がバカだからとしか言い様が無い。ふざけた意見かもしれないが、そうとしか考えられない。
小泉も口ばっかりで実質的にはひどい政治をした。自分の支持基盤である
金融族に配慮して、不良債権処理のために血税をつぎ込み、昔から民間金融機関から言われていた、郵政民営化を行った。これらも、国民のための措置ではなく、自分の支持基盤を支援するためのものだった。ただ、小泉はそれを、あたかも国民のためであるかのように詭弁を持って粉飾するのがうまかった。
しかし、幸いなことに、今度の安倍晋三は、バカである。弁も立たない。1ヶ月ほど前の国会での民主党、小沢代表との直接対決では、しどろもどろになって、ろくに口も利けない有様だった。自分の言葉で、思考でものをしゃべることが出来ない人間なのだ。
ここは、一気に攻め時だと思う。民主党も襟をただし、前原、長谷川などには、次期選挙での公認を踏み絵に、第二自民党的発言をやめるように強制するべきだ。また、最近政策を打ち出しているが、小出しにしないで、もっときちんと練りこんでから、大々的に安倍との違いを強調するべきだろう。
社民党は早くから民主党との選挙協力を打ち出してきた。
福島党首の英断である。何故かあの政党は女性が党首だと良いことを言う。共産党も、意固地になるのはやめて、できるところから野党共闘をしてもらいたい。そうしないと、党勢衰退に歯止めがかからないだろう。ここは柔軟路線で、共闘して、自民党を倒すことに協力して、勢力の維持を図るのが得策だと思うのだが。
とにかく、「暗愚」を絵に描いたような安倍晋三には、できるだけ醜態をさらしてもらって、次期国政選挙で、大敗北を喫してもらいたい。