2008年01月10日

大阪府知事選挙、橋下の落選を望みます

 敬称略。ってか、橋下に敬称なんかつけたくない。

 大阪府知事選挙が今日告示されます。投票日は27日です。
 私は、大阪府民ではありませんが、橋下のような、無責任で下品で利己主義者が、大阪と言う、西の都の知事になることを望みません。

 橋下の悪行三昧については、繰り返すまでも無いでしょうが、その中でも、「中国への買春はODA」発言は許せません。
 他国を見下した態度、女性を蔑視した態度、それを開き直る傲慢な態度、どれをとっても、橋下の品性下劣さが浮かび上がる発言です。
 その他の好戦的発言は、橋下の出ている番組を見ている低レベル層に合わせての過激発言でしょう。

 そのあまりのひどさに、公明党大阪府連も、「推薦」はせず、「支持」にとどまり、実質自由投票にし、また、自民、公明両党の本部も推薦を見送りました。
 特に、公明党は、同党支持者からの猛反発で、推薦を見送ったり、本部所属の関西出身の弁護士議員たちから、やはり猛反発があったそうです。
 公明党は、創価学会に支配された、民主的とは言い難い政党ですが、その支持者達は、庶民派で、平和や人権にかなりの意識があります。彼らが一斉に反発するような人物を知事に据えることになっては、大阪は良くなりません。

 自民党本部の考えは、負けたら、今年の他の選挙に影響が及ぶことを怖れてのことでしょう。それくらい政治の世界からも橋下は忌み嫌われているのです。

 出馬に向けてのする、しないのドタバタは、結局は金の問題でしたし、マニフェストは数値も記載されない、簡単至極なアバウトなもの(私なら3時間ででっち上げられます)。
 政策など無く、権力に擦り寄ろうとし、権力欲丸出しの、大阪府のことなど考えてもいない悪辣な男です。

 どうか、大阪府民の皆様、テレビに出てる、スポーツ新聞が騒いでいるという程度の理由で橋下を当選させるほど、大阪は落ちぶれてはいないですよね。
 政治家どころか、人間失格な橋下を是非落選させてください。

 大阪府民の見識、常識が問われています。
posted by 眠り猫 at 03:20| 東京 ????| Comment(9) | TrackBack(2) | 政治

2008年01月09日

最近の諸々のことについての私の見解

 他のブロガーの方のご意見を拝見していると、時事の事件や、死刑廃止論と言ったテーマで記事をかかれる方も多いです。
 私は、「自公政権打倒」に絞り込むために、あまりそういう記事を書いてきませんでしたが、一応、ここで、諸々の事象に対して、簡単に、私の見解を書き連ねておきたいと思います。

◎ 死刑廃止について
  基本的に死刑廃止に賛成です。ただし、国民の8割が死刑を支持している現状で、一概に死刑判決や執行を非難もしません。個人的には、死刑廃止のためには、刑法を改正し、死刑廃止の代わりに、仮釈放無しの終身刑(社会を累犯者から守る「隔離刑」主義)の創設をするべきだと思っています。

◎ 最近の過罰的な世論について
  犯罪者を悪者に、被害者を正義の味方に簡単に分類して、犯罪者に過剰な罰を求める今の風潮には反対です。だけどどうしようもないです。

◎ 電子投票について
  基本的に賛成です。改ざん、操作の余地が無いように、情報公開とシステムセキュリティの確保ができればの話です。

◎ 改憲について
  進歩的改憲に賛成します。その方向は自民党の改憲草案の正反対と考えていただければ結構。

◎ 軍備について
  一定の自衛力の保持を認めます。ただし海外派兵は絶対無し。

◎ 日米安保について
  将来的に発展的解消を。アメリカは行き詰っており、このままでは崩壊します。世界的な軍備が維持できなくなったとき、安保は自然消滅的に消えるでしょう。日本は中国、ロシア、アジア諸国とも、アメリカとも等距離を置いた外交に転ずるべきだと考えています。

◎ 9.11陰謀論について
  その正否は知りませんが、主義として陰謀論は好みません。

◎ 疑似科学について
  疑似科学を語るものは、愚か者です。

◎ 大連立について
   絶対反対です。民意無視の政治家の傲慢と、自民党利権政治の延命にしかなりません。

◎ 最近のブログ界での論争について
  関わる気はありません。

◎ アメリカ大統領選について
  民主党のオバマ氏を応援しています。

◎ 郵政民営化について
  反対ですが、再国営化のためには、政権交代と、利権の排除が必要です。お題目を唱えるだけでは物事は解決しません。

◎ インド洋給油、テロ特措新法について
  いかなる形、理由でも、自衛隊の海外派遣は認めません。ただし文民警察官は国連PKOの範囲で派遣もありうべしと思います。

◎ 沖縄、辺野古の問題等について
  基地の撤廃を望みますが、直ちに実現可能とも思えません。せめて、地元の意向を最大限尊重することを政府に望み、政府はアメリカにはっきりとその姿勢を示すべきと考えています。  
 アメリカに言いなりの今の方針には反対です。

 その他、ご質問があれば、コメント欄にてお願いします。ただし議論する気は無いので。
 以上です。
posted by 眠り猫 at 18:45| 東京 ????| Comment(6) | TrackBack(1) | 日記

2008年01月08日

自民党の本質と福田首相の欺瞞

 ここまでは、年頭ということもあり、個別の事件・事案への記事ではなく、今年後半にも予想される衆院選に向けての私のスタンスを書いてきた(http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/76303147.htmlなど)。

 しかし、今回は、8日の夜のニュースからネタを拾ってみた。
 毎日新聞のニュースサイト、毎日JPからの情報である。

 「自民党が、今年の活動方針案を定め、17日の党大会で決定する。
 運動方針案は前文で▽新憲法の制定▽靖国神社参拝の継承▽領土問題への断固たる取り組み−−を「国の根幹、党是とも言うべき基本政策」と指摘。安倍晋三前首相が党総裁だった07年方針をほぼ踏襲した。 」

 以上である。もちろんこの後に、福田首相が昨年末並びに年頭会見で述べたように、消費者重視の施策への意気込みも盛り込まれたようである。
 しかし、上記の、▽新憲法の制定▽靖国神社参拝の継承▽領土問題、のどれ一つをとっても、国民生活とは全く無縁であるばかりか、時代的に、何時のものかと、目を疑うような項目である。

 改憲については、8日の朝のエントリー(http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/77123517.html)で紹介した憲法13条、25条に対して、舛添が中心になってまとめている、自民党改憲草案の第2稿では、12条を改憲し、国民の基本的人権を、政府の都合で制限できるような条文に変えようとしている。
 国民生活重視の13条も25条も、政府の意向で、制限されるというのではたまらない。

 また、 福田首相は、靖国参拝はしないと宣言し、先日の訪中では、戦略的互恵関係と言う言葉で、今後の日中の関係強化を打ち出したばかりではないか?
 それなのに、党の年間の活動方針が、靖国神社参拝継承だとは、二枚舌もいいところだ。

 この2点を見ても、福田首相が嘘つきなのか、自民党と言う組織が、党の総裁の公約をないがしろにする組織であるかのいずれかである。多分、両方あたっているだろう。
 中国がいつまで経っても、日本政府(自民党)を信用しないのもむべなるかなである。

 さらに、今更の領土問題。
 これは多分、北方領土がメインであろう。
 しかし、政府自民党は、これまで北方領土問題解決に一体どれだけの努力をしてきたのか?
 どちらかと言うと、北朝鮮の拉致問題と同様、自民党にとっての仮想敵国との間に問題の存在を強調し、改善しないことで、相手国を非難し続けることで、国内の不満を外部にそらす方便に使ってきたのではないか?
 拉致問題で人気がバブリーに上がり、その後急速に落ちぶれた安倍前首相も、格好をつけた強硬策を述べるだけで、具体的な拉致問題の解決への努力は皆無であったと言えるだろう。

 上記、3項目で、今、国民が求めている、生活改善に何の関係があるのであろうか?
 さらにアメリカ景気が減速すれば、輸出頼みの日本経済は失速し、不況が待っている。国民生活はさらに圧迫される危険性がある。
 この後に及んでなお、漫然と、懐古主義を継続するだけで、真に目の前に存在する問題を見つめようとしない、守旧派勢力自民党に、引導を渡すべきときが近づいている。

 国民は福田首相の、表面だけのリベラル姿勢に騙されてはいけない。
 上記のように、自民党とは、国民生活を全く考えていないのである。総裁の公約も無視する政党なのである。そんな状況で、たとえ福田首相にその意思があったとしても、リベラル政策は取れないに違いない。だって、自民党議員には一円の得にもならないのだから、利権屋ばかりの自民党議員が動くはずも無い。

 国民は、福田首相の一挙手一投足を注視し、それに応じて自民党がどのように反応するか見ていくべきだろう。
posted by 眠り猫 at 23:45| 東京 ????| Comment(6) | TrackBack(21) | 政治

幸福追求権、生存権を巡る戦い

 昨日、私が述べた、国民生活の向上に力点を置いた、リベラルな政策の実現と言うのは、実は、とうの昔に、日本国憲法に記載された、国民の権利なのである。
 それは、憲法25条、一般に「生存権」と呼ばれる基本的人権と、その実現に向けた国の責務を記した条文である。
 内容は、
25条
 1.すべて国民は、健康文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

 2.国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上
   及び増進に努めなければならない。

 また、同じく、憲法の13条にて、「幸福追求権」が定められている。
13条
 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の
 権利については、
公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の
 尊重を必要とする。

 以上のように、日本国憲法は、国民に、自由及び幸福の追求に関して、国政の上で最大の尊重を求め、その結果、国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するのである。

 北九州市で、「おにぎりが食べたい」と書き残して餓死した男性がいたような、「生きていくのに最低限の生活」すら保証されていない今の日本の実態は、国が憲法の求める責務を放棄し、一部富裕層のために、多数の国民生活を犠牲にして、弱者は「努力が足りないから」っと切って捨てる、憲法違反の状態に他ならない。
 これは、明らかにコイズミ・竹中の経済政策と、福祉切り捨て路線が、明白な憲法違反であることの証左である。

 社会保障は、国による、「ほどこし」ではなく、国が国民に対して行うべき責務であり、国民はそれを享受する権利を有する。また、労働再分配も同様で、ワーキングプアや、ネットカフェ難民などと言う存在が生じること自体、国の労務政策と財界の賃金削減路線が、憲法に反していることは明白である。
 ここで、小手先の抗弁で、憲法に私人間効力は無いという、判例の存在の指摘は無意味である。国家は、その責務として、25条、13条の実現を求められているのは明白であり、それを行わず、社会保障の一律削減を指向して来たコイズミの政策は、憲法違反である。

 また、その保証の内容も、「生きていくのにギリギリ」なレベルの生活ではなく、「健康で文化的な」、最低限の生活、っとされている。
 現在の「プレカリアート」と言う、新たな貧困階級の叫び、「生きさせろ!」は、上記の権利が保障されていない現状を示している。
 また、米軍機の騒音や、墜落の危険にさらされる基地周辺の住民は、「健康で文化的」な生活が保障されているとは言い難い。

 コイズミ・安倍は、国民の仮想敵として、官僚(実際に政治家と癒着している高級官僚ではなく、組合に属する公務員)を槍玉に挙げ、それを叩いてきた。しかし、それは政治の無策と腐敗を糊塗するための欺瞞であり、実際には、官僚を悪者にしての民営化万能論は、国民の財産を売り飛ばす結果と、民営化によるユニバーサルサービスの低下により、国民生活に支障を来たす内容のものであった。

 そして、一部大企業とその経営者、及び先祖代々の資産を持つ富裕層には、累進課税の撤廃など、恵まれた施策を打ってきた。
 コイズミ、竹中が、一体、誰を見て政治を行ってきたかがわかる。

 私は、次の衆院選に向けて、国民の敵として、富裕層を挙げ、累進課税の強化、ぜいたく品への課税強化、法人税増税で財源を確保し、その分を社会保障に振り向けることを提案する。
 これは、かつての階級闘争のようであるが、そうではなく、憲法に基づいた、国民の権利を実現するために、コイズミによってゆがめられた憲法を正常な状態にするための戦いなのである。

 これを志せば、民主党もまた護憲政党になる。
 9条護憲だけが護憲ではない。護憲小政党の主張に、国民生活との乖離があったのは、13条、25条を重視してこなかったからである。
 今度の選挙では、野党は、この条文に基づき、富裕層を仮想敵として、大多数の国民のための政策を打ち出すべきである。
 それが、衆院選で野党が勝利するポイントであると考える。

posted by 眠り猫 at 05:21| 東京 ????| Comment(5) | TrackBack(7) | 政治

2008年01月07日

次期衆院選で、自公を敗北に追い込むには

 年初の月曜日です。仕事も本格始動と言う方も多いでしょう。あらためて、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 さて、年頭に当たっての言葉は既に語りましたので、今日は、今年中盤に予想される衆院解散・総選挙に向けて、自公政権を敗北に追い込むための方策について、私案を述べたいと思います。

 まず第一に、福田首相が年頭から、消費者・生活者重視の方向を打ち出していることへの対処です。これまでの自民党に比べれば、その方向は間違っていません。敗者は自己責任と言ってはばからなかったコイズミの暴挙のために、国内格差の広がり、プレカリアートと言う階級の発生がもたらされました。今後もコイズミ・安倍路線が継承されるなら、この状況はさらに進み、折からの物価高も併せて、国民生活はさらに窮乏の度合いを増すでしょう。
 しかし、福田首相は、具体的なことはほとんど述べていません。また、支持率急落後に打った施策も、薬害肝炎一律全員救済と言うパフォーマンスを除けば、いずれもコイズミの政策の微修正にとどまっており、抜本的な経済、福祉政策の転換を行ってはいません。

 野党は、まず第一に、昨年の参院選で、民主党がマニフェストで、明確にリベラル政策、社会保障の充実、国民生活重視の政策を打ち出して圧勝したように、衆院選に向けても、自公政権の先手を打って、同じ方向性の政策論を展開すべきでしょう。
 引き続き参院での法案提出戦術も必要かと思います。
 マスコミが統制されているので、参院でのリベラル法案の提出、可決が報じられない現在ですが、その広報も怠り無く行うべきです。

 次に衆院選は、安倍のような狂人的復古的改憲主義者が相手では無いので、改憲は争点にならないと見ています。
 護憲小政党は、参院選で、改憲反対も争点に据えて戦い、結局議席を減らしました。
 護憲の旗を降ろす必要は無く、主張もオリジナリティの一つなので構いませんが、それしか主張していないという印象をもたれるのは避けたほうが良いと思います。やはり生活者の票をいかに取り込むかと言う、国民の切実な願いにどう応えるかを、具体的な政策にして打ち出すべきでしょう。

 さらに外交ですが、アメリカでは大統領選挙がスタートしました。今年11月の本選挙に向けて、長い選挙戦が続きます。
 日本は、ブッシュの戦争外交に盲従し、媚米外交に終始してきました。単にアメリカ支持にとどまらず、国民の財産をアメリカに売り渡す行為を行ってきたのが自民党です。
 ブッシュ政権がアメリカ国民の人気を失って、失速する中、アメリカ民主党の政権奪還の可能性が顕在化しています。
 私は、ヒラリークリントン女史では、新自由主義的施策が続くと考えています。しかし、オバマ氏が当選した場合、果たしてどのような政策を展開するでしょうか?

 以前から、アメリカ民主党政権は、日本に対して厳しい姿勢でした。しかしそれは、日本の大企業や自民党にとって都合の悪い政策であったに過ぎず、今後日本は、アメリカの変化に合わせて、脱米、アジア共同体への参画に軸足を動かしながら、アメリカと穏やかながらも対峙する姿勢を打ち出すべきだと考えます。まぁこれはいきなりは無理でしょうが、方向性は示すべきでしょう。
 媚米外交とその結果としての軍拡、海外派兵路線。これの是非も、次期衆院選の争点になるでしょう。
 民主党の海外派兵恒久法案は、批判されるべきです。そもそも必要性が無い。
 国民や、リベラル・平和ブロガーは、まず民主党にこの方針を撤回させ、平和主義に徹するよう働きかけを強めるべきでしょう。護憲小政党もこの立場なら強調できるでしょう。

 多分、ブッシュ政権は、引退の花道として、北朝鮮との宥和を図るでしょう。そうすれば従来の北朝鮮仮想敵国論は、その拠り所を失います。そのムードの中で、軍拡につながる動きを警戒するのは国民として当然のことです。その予算を社会保障に振り向けるべきです。

 少々ばら色でも構いません。「自民党とはここが違う」っと言う旗幟を鮮明にして、先手を打つのが必勝策と思います。

 以上、単純ではありますが、これらの施策を、自民党の先手、先手を打って、国民に呼びかけていくこと。これが重要だと思います。

 あと、野党各党は、自公政権敗北に向けて、従来のような「コップの中の戦争」は避け、今回だけでも、協力姿勢を打ち出し、利権、腐敗政党である自民党の打倒に力を尽くすべきです。
 同様に、リベラル・平和ブロガー、市民諸君も、些細な主張の違いで反目することなく、小異を捨てて大同に着く姿勢で、協調して自民党政権打倒に向けて集中するべきでしょう。
posted by 眠り猫 at 07:03| 東京 ????| Comment(8) | TrackBack(21) | 政治

2008年01月05日

経済政策を転換すべき時が来た

 三が日が明けての昨日。
 東京証券取引所では、大発会に続き、午前中のみ取引が行われた。

 休日は元日だけだった、ニューヨーク市場で、ダウ平均株価が、大晦日に110ドル、1月2日に200ドル超の下げとなったこと(3日は12ドルの上昇)と、原油価格が史上最高値である100ドルを突破したこと。さらに、急激に円高が進んだことなど、日本経済への悪材料ばかりの中で、ご祝儀相場と言うわけには行かず、昨日の終値は、昨年末比616円安の14,691円で引けた。
 一時は765円も下落し、昨年の取引中最安値をあっさり更新した。

 アメリカでのサブプライムローンの焦げ付き問題の波及が、どこまで広がるか、依然不透明な上、アメリカの工業指数が悪かったことなどから、アメリカの景気の先行き不安が広がる中、需要期を迎えている石油の大幅上昇など、世界的に見ても悪材料が揃った結果とも言える。日本の渡辺金融担当大臣の、「海外の相場の影響に過ぎない」っと言う能天気なコメントは、実態を無視した発言である。

 多分、原油高は、100ドルの大台に乗ったため、今後も容易には下がらないだろう。
 また、アメリカ景気の減速は、どうやら本物であり、円高もあわせ、日本の輸出にも影響を与えるだろう。

 昨日の毎日新聞の社説で、成長至上主義の転換を求める記事が掲載された。
http://www.mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080104k0000m070072000c.html
 私も同意見である。

 経済指標の数値の上昇だけを成果として見る考え方はもう古い。BRICSの発展や、それによる資源価格の高騰、および枯渇の危険性の顕在化は、もはや、経済の「無限成長モデル」では、解決できない状況になっている。その兆候は、数年前から現れていたにも拘わらず、日本政府の経済・財政担当者は、「成長率底上げ戦略」と言う、コイズミ・竹中平蔵による、机上の空論を金科玉条にして、国民生活を犠牲にしながら、数値だけの成長を求めて盲目的に行動してきた。

 もはや、数値に基づく成長神話は崩壊した。
 今後の経済、財政、税制論議は、まず内政と国民生活重視し、内需拡大のための、国民所得拡大路線に転換しなければならない。
 また、時代の流れとして、上記社説にもあるように、製造業・輸出産業重視から、ソフト、サービス業重視へと政策転換しなければならない。

 日本の株式市場が、ここ数年、他の海外大手市場よりも上昇しなかった原因は、成長率神話に自らが騙されている日本の政財界、金融界が気づかぬうちに、海外投資家からは、旧泰然たる製造業重視で、BRICSとの競争に敗れることが必然の経済政策を採ってきたことを見抜かれていたからではないか?

 今年も株価の回復は期待できそうも無い。
 今は、景気の循環サイクル(好況、不況の波が交互に来る)だけで済む状況ではなく、世界も日本も、経済構造、国家構造の大きな転換期に否応無く立たされているものと考える。
 政策担当者がそれに気づかぬままでは、大恐慌または日本独り負けとなる可能性が大きい。
 トヨタが世界一にならなくても良いから、国民生活全体の水準が上がるような、内需主導型に政策転換すべきだ。

 「世界第2位の経済大国だから、国際平和にも応分の負担を」っと言う、軍拡、海外派兵の理屈は、戦前の「世界の一等国にふさわしい軍備を」っと言うのと全く同じロジックである。
 経済指標が高いから、軍拡と言うのは、理屈になっていない。ましてや、実体経済、国民生活との乖離がここまで進んだ今、「大国幻想」に酔っている場合ではない。

 この変化のためにも、政権交代による、自民党の下野と、リベラル政策への転換が求められている。

(追記:4日のNY市場では、再び株価が下落し、256ドル安で、1万3000ドル台をおおきく割り込んだ。円高も進行した。原油価格はやや下がったが、依然、日本経済に厳しい状況が続く。)
posted by 眠り猫 at 01:34| 東京 ????| Comment(7) | TrackBack(17) | 政治

2008年01月04日

政治、経済、歴史認識、思考

 今日から仕事始めの皆様、明けましておめでとうございます。
 まぁ、今日は金曜日でもあり、職場の本格的始動は来週月曜日の7日からと言う人も多いでしょうが。そんなに甘くない職場の方、年末年始もお仕事だった方もいらっしゃるでしょう。ご苦労様です。

 今日は、このブログを書く上で、今年の私の関心事をいくつか列挙しておきたいと思います。
 まず、政治。
 これは、昨年30日の記事、「2007年の回顧と2008年の展望」(http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/75442361.html)にも書きましたが、今年中には確実に予想される、衆議院の解散総選挙。そこで、自公政権をどこまで追い込めるかに、21世紀前半の日本の行く末がかかっているといっても過言ではないでしょう。
 私としては、民主党にもいまひとつ不安を持っていますが、政権交代を目指して、自公政権、特に利権漁りで腐敗した世襲議員の集団、自民党への攻勢を強めて行きます。

 バブル崩壊後、日本は経済、生活ともにガタガタになりました。しかし、自民党は、国民生活の改善を行おうとはせず、ただひたすら、金融機関と一部大企業への優遇策とアメリカへの盲従に終始し、国民全体の幸福にかかわる施策を打ってきませんでした。

 そのため、広がる格差、不安定雇用、9年連続の世帯収入の減少、企業収益の労働再配分の削減、地方での限界集落の問題、そしてワーキングプアなどの問題が、噴出しています。
 新自由主義批判云々以前に、この状況で、自民党が国民を幸福にしてきたかと言う問いに、イエスと答える人は極少でしょう。

 私としては、このような、国民軽視で、安倍政権下では復古的改憲、軍事偏重の異常な施策が進められるなど、もはや国民政党とは言えない自民党に、今度の衆議院選挙で、回復不可能な大打撃を与えることを目指します。
 衆議院選挙で、結果として政権交代まで行かなくても、自公三分の二の議席を大幅に減らすことができれば、これまで、政官財の「鉄のトライアングル」と呼ばれる利権の構造に、大きなひびが入ります。高級官僚も、財界も、政権交代が現実のものとなりかねない状況の中で、人材難、政策実行力不足の自民党と距離を置くことになるでしょう。そうなれば、自民党の求心力の源である、利権構造がうまく働かなくなり、自民党はさらに追い詰められます。

 今次の衆議院選挙で、私がもっとも望む結果は、自公大惨敗なるも政権交代なしと言う状況です。上記のような状況になり、求心力を失った自民党が完全崩壊するためには、一気に政権交代するよりも弱体化した上での政権担当と言う難事の下で、徹底的に能力を失い、2度と立ち上がれないようにして、世襲議員たちの利権と地盤を叩き壊すことができればよいのです。
 その間、野党は、政権担当能力を身につけるための時間を得ることができます。
 まぁ、一気に政権交代が実現すれば、それでも良いのですが、私の希望は、変に政権交代が実現して、自民党が分裂して政界再編が起こり、おかしな連立が行われるより、まだ自民党を政権に就かせておいて、さらにボディーブローを打ち込み、その次の衆院選で、自民党に解党的打撃を与えるほうが、将来の日本のためになると思うのです。

 経済政策については、社会民主主義的リベラリズムに基づいた、高福祉高負担政策とそれの基礎になる、大企業課税の強化、法人所得税を含め税の累進性の強化、一方で保護主義的経済政策で、企業の地力を高め、その成果の配分が適正に行われるようにするべきだと思います。今の新自由主義政策、グローバリズムの正反対を目指すのです。
 国際競争力云々と言うのが、今の政財界の決まり文句ですが、逆にそれを重視するあまり国内産業の空洞化と、不正規雇用の増加、内需の激減を招いているのが実態です。
 何も、日本が経済大国であり続ける必要は無く、またGNPで国力自慢をしても国民の生活は良くなりません。
 国際比較で何位、っと言うこと目指すのは無意味で、まずは国民生活に重点を置いた、内需指向の大きくは無くても安定した経済を目指すのです。
 そのために、アメリカンスタンダードを排し、アジアとの互恵関係による、緩やかなアジアブロック経済を指向する。「日本もアジアの一員」と言うことと、地理的有利さ、資源の問題を含めて、アメリカ支配からの脱却を進めるべきです。
 あくまでも「脱却」であって、「反米」は志しません。

 政治、経済で、上記の方向を目指すためには、自民党のような戦前懐古思想の歴史修正主義や、事実を直視せず、原爆投下についてアメリカに謝罪を要求することも出来ないくせに、軍国的改憲を進めようという今の自民党の政治業者達を一掃する必要があります。
 そのためにも、歴史認識は重要なファクターになるでしょう。
 この年末年始、ネットを使って、少しアジアの歴史や、欧米の宗教的背景などについて勉強してみました。
 知らなかったことがたくさんありました。そして、今の時点での結論は、まず何よりも、歴史を直視することが大事だと言う事です。
 その意味で、私は、自慰史観にも自虐史観(と誤って呼ばれている勢力)にも属しません。

 たとえば、中国は、歴史のほとんどの期間において、アジアの超大国でした。清の末期に、近代化に遅れを取り、欧米と日本による植民地主義的侵略の対象になりました。

  その時の侵略について、日本はその非を認めることは当然です。同時に欧米にもそれは言えます。あの時代、欧米と日本は、先発か後発かの違いで、侵略者であったことは紛れも無い事実です。一方で、中国もその長い歴史の中では、中華思想に基づく侵略や圧制を行っていた国でもありました。
 ですから、歴史を直視し、それを踏まえたうえで、正すべきはただし、その上で未来志向の国際関係を築くべきでしょう。そのためには歴史の学習は欠かせません。
 沖縄戦の問題の根底にも、琉球王国への支配の歴史があり、戦争中も戦後も、沖縄の人を差別してきた思想が、今も残存しています。その反省または修正なくして、トラブルは起きこそすれ、明るい未来は訪れません。
 まずは、学習、偏見の無い理解、感情を排した施策の実現。それが、アジアとの共存関係の構築に重要だと思います。

 長くなっていますが、最後に。
 この1年余りの間、ブログを続けてきて、いろんなことを知りました、勉強しました。そして知れば知るほど、自分は無知であることに気づくとともに、この多様な価値観の世界で、自分の道を選び取ることがいかに難しいかも思い知らされています。
 ただ一つ言えることは、他者の言説を「学ぶ」ことは、知識の獲得のためにも必要ですが、それを自分のものするためには、常に「思考」を続けなければならないということです。
 戦前の、「日本は神国」、「天皇陛下万歳」に、思考は無く、為政者の押し付けによる国民洗脳だけがありました。そんな国は不幸ですし、結局破滅しました。
 重要なのは、上記の歴史を含め、客観的事実を知ることと、先人の学問の成果を学ぶこと、そしてそれらを咀嚼し、思考した上で、現実に対して、自己の思想で臨む事。
 これが難しくもあるのですが、自立した自由な個人として、もっとも重要なことだと考えています。

 「他人の言葉でしゃべるもの」と、「自分の言葉でしゃべれるもの」との間には、知的レベルで数段階の差があります。
 私はまだ自分の思考を確立することができていません。一方で他人の言葉でしゃべることは性格上潔しとしません。
 まだまだ勉強を続けなければいけません。

 以上が、年頭に当たっての私の希望であり、抱負です。
 今年もよろしくお願いします。

posted by 眠り猫 at 01:48| 東京 ????| Comment(11) | TrackBack(40) | 日記

2008年01月02日

1年半前にこんな記事を書いていました。

 暇なので、過去のブログ記事の整理などをしていましたら、このブログを始める前。今は「裏」ブログになっている、私のもう一つのブログで、以下のような記事を書いていました。当時は、そのブログでも政治を語りましたが、一昨年9月に、分割して独立させたのが、このブログです。

 1年半前の記事ですが、全く今と状況の大差が無い。もはや行き詰っているブッシュ政権についてとことん追い詰めていくしかないでしょう。
 では、以下に転載しておきます。

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許されざるアメリカの「ダブル・スタンダード

 イランに対する核開発疑惑に関して、強硬な発言を繰り返している。
 イランは、真意はともかく、「平和利用目的」とし、欧州やロシアとの協議も行っている。また、まだ、濃縮技術云々のレベルで、核兵器の保有にはいたっていない。また、ICRP(国連の原子力査察機関)の査察を受け入れ、NTP(核兵器不拡散条約)にも加盟すると言っている。
 日本を含め、原子力の平和利用をしている国は多い。なぜ、イランだけはダメなのか、論理的理由をアメリカは説明していない。
 この状況でも、アメリカは、イランを「テロの温床」と呼び、日本のイランでの油田開発を中止するように日本政府に要求するなど、自分勝手なことを言っている。明らかな内政干渉だ。しかも、イギリスの同じような案件には、「理解」を示している。

 その一方で、アメリカは、NTPに加盟せず、既に核兵器の実用化まで行っている、インドと、原子力開発やその他の包括的合意を行った。

 これは、完全な、ダブル・スタンダード(二重基準)である。
 自国の原子力産業の需要が見込めそうなインドには、核兵器の保有を認め、イランには平和的利用すら認めないと言う。

 さらに、ドイツを中心とした、イランに関する協議について、アメリカは傍観者を決め込みながら、「イランが譲歩するならば、イランの領土の保全を認める」と、今日発表した。
 簡単に言うと、従わなければ、攻め滅ぼす、と言っているのである。

 イスラエルは公言はしていないが、既に核兵器を持っているのは確実視されている。アメリカは、イランが、イスラエルへの抑止力を持つことも認めないと言うわけである。

 「世界の警察官」どころか、「世界の暴力団」である。

 自分に都合の良い内容で、相手によって、言うことを変える。しかも、最後は、「攻め滅ぼす」と言う恫喝である。
 アメリカは既に、アフガン、イラクと2つの国を、因縁をつけて攻め滅ぼし、利権を漁り、現地は混乱の巷にある。

 「戦争屋」アメリカ。

 これでは、アメリカのいうことに耳を傾ける国は減る一方であろう。しかし、従わないと、武力をちらつかせるのである。ある意味、冷戦当時よりも、今のほうがアメリカによる地域紛争の例は増えているかもしれない。
 まぁ、共和党政権は、昔から産軍複合体と呼ばれ、自国の軍需産業の利益のために戦争を起こしてきた。今、ブッシュ政権で、その傾向はきわまった。

 救いは、アメリカ人の、ブッシュ政権支持率が、過去最低になり、また、先日、ある大学が行ったアンケート調査で、「戦後最悪の大統領は?」の問いに、他の2倍以上の率で、ブッシュが選ばれたことからも、ブッシュがアメリカ人からも見放されていることがわかる。
 3選が禁止されているアメリカでは、ブッシュ大統領は、今期限りで退陣である。だから、もう今のうちに、漁れるだけ漁ろうと言う、根性が透けて見える。
 しかし、そのアメリカの「51番目の州」が日本である。情けないと言うほかはない。

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 まぁ、情勢に変化が無いのは、私達に力がないせいもあるのですが。
posted by 眠り猫 at 17:08| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(2) | 政治

2008年01月01日

新年あけましておめでとうございます。

 年が革まりましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 新年と言っても、暦の上でのこと。1日24時間の時間の流れは、いつもと変わりなく過ぎ去っていきます。
 しかし、師走の押し迫った時期を抜け、新年を迎え、新たな気分で再スタートを切るというのは、悪くないものです。

 今年は、なんとしても自民党腐敗政権に終止符、少なくとも今後の存続が危うくなるほどの打撃を、初夏にも予定されている衆議院選挙で与えることを、至上命題に、このブログ活動をして行こうと思っています。

 ですが、まだ色々と考えることもありますので、当面は、まだブログは休止です。
 松の内の明ける頃から、もぞもぞと活動開始したいと思っています。

 それでは、今年もよろしくお願いいたします。
posted by 眠り猫 at 01:56| 東京 ????| Comment(8) | TrackBack(10) | 日記
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