すでにマスコミで、大勢の予想が伝えられており、積極財政論(ただし、公共事業・箱ものばらまき型)の麻生太郎が1回目の投票で当選を確実視されている。国会議員票の6割、地方県連の票8割を固めたといわれ、圧勝の勢いである。
コメントをまだ御返ししていないが、昨日記事に寄せられた、みゆきさんのご指摘の通り、コイズミが、小池に接近して見せたりして、盛り上がらない猿芝居を、せめて決選投票を行うという形で、テコ入れしようというもくろみも不発に終わった。
自民党内の注目は2位争いだろうが、そこに政策論はなく、ただ、誰につけば今後有利か、というだけの陣取り合戦にすぎない。
一方、昨日、NHKは、大相撲放送を中断してまで、民主党の小沢代表の三選就任演説と、その後の記者会見の様子を生放送した。
そんなことをするとは予想していなかったのだが、私はまったく触れてこなかったが、NHKが視聴率の高い、7時のニュースで、自民党総裁選の話を延々と流して、事前運動だ、自民党のコマーシャルだと強く批判されたことへの一つの回答の表れかもしれない。
おかげで、小沢代表の就任演説を聞くことができた。
基本的に、農家の個別所得補償、児童手当の増額や範囲の拡大など、前回の参議院選挙の時を踏襲した、社民主義路線を明言した。自民党の総裁選候補で、これほど具体的に政策を語った人物は一人もいない。
しかも、その他、全部で9項目の柱をあげ、衆院選に向けて、社民主義、福祉重視の姿勢で臨むことを宣言した。
この中で、景気論については、セイフティネットの拡大による購買力増加による、内需の拡大という、しごくまっとうな意見を述べたのが印象に残った。
あと、名言として、「自民党総裁は政権を投げ出すことはできても、国民は生活を投げ出すことはできない」というのは、見事であった。
自民総裁選の出来レース。しかも総裁選の名を借りた、民主党批判の選挙事前運動もどき。そして結果が見えていたし、汚染米、リーマンブラザーズ破たんなどの大ニュースで、メディアジャックに失敗した自民党新政権は、本当に10月冒頭解散に踏み切るのかが、今後の見どころである。
メディアジャックの名残としては、昨日の日曜日には民放で盛んに自民総裁選候補を招いての番組が目についたが、相撲放送に挟んでの、NHKの民主党代表就任演説ほどのインパクトはなかっただろう。
今頃、NHKの番組編集担当幹部が、新橋の料亭あたりに呼びつけられ、あほの安倍や、ゲロッパ中川あたりから糾弾されているかもしれない。しかし、生放送であり、事前の検閲ができなかったので、遅きに失したわけである。久々の痛快事だ。
あとは、このまま、衆院選になだれ込んでいくのだろうか?もしそうなら、小さいことかもしれないが、私が提案した(他の方々の意見を伺って行動しただけ)、東京8区での社民党候補への野党候補の絞り込み&応援と、民主党がまだ公認を出していない、京都1区での、共産党候補への野党票の絞り込みの、選挙協力を、特に民主党と共産党は真剣に考えてほしい。
これが実現して、両選挙区で野党が勝てれば、社共それぞれが1議席を増やし、民主党は共闘する社民党の候補が当選するとともに、それぞれで石原伸晃、伊吹文明という、自民党の幹部を打倒することができる。それは民主党にとっても大きなメリットだろう。今のままでは、勝ち目は少ないのだから、ぜひ、野党共闘を実現してほしいものだ。
現在、民主党の公認候補は、衆院300選挙区中、過半を公認したにすぎない。今後候補者選びが本格化する中で、とにかく自公政権打倒の目標を第一に、幅広く共闘、人材選びをしてもらいたい。
思えば、自民党総裁選が始まったころは、マスコミはこぞって世論調査を行い、麻生の支持率が40%をこしたり、自民党支持率が30%台を回復するなどの状況があったが、汚染米問題以降、猿芝居が陳腐化するにつれ、マスコミはそういう報道をしなくなった。普通は、終盤の情勢判断とともに、報道するだろう。しなかった(できなかった)のは、麻生、自民党双方の支持率が急落したためではないかと推測する次第。
ご祝儀相場での解散、過半数維持、に赤信号が点滅している自民党だと思う。
さぁ、社共も、民主党も、国民新党も新党日本も、新党大地も頑張って、自公政権に終わりをもたらそう。新党日本の田中代表は、築地移転反対デモに酷暑の中参加してくださり、是非とも衆院で勝ってほしいと思う。
PS.見よう、読もう、小沢代表就任演説。
動画 http://asx.pod.tv/dpj/free/2008/20080921taikai_05_v300.asx
文章 http://www.dpj.or.jp/special/2008_shoshin/index.html
日本の政治や予算の根本的組み替えにまで言及した画期的演説。単なる国とり合戦ではなく、閉塞した自公政権ではできないことをしようという内容。
今朝の読売の社説で、財源はどうする、っという十年一日の記事が載っているが、小沢の演説の中ではきちんと述べられている。麻生の言うように、財源はいずれ消費税上げ、っという、既得権益には手をつけない、自民党のやり方ではもうだめだ。バカ読売は私のブログを読んで反省せよ。




ご丁寧にお答え頂きましてありがとうございました。
小沢民主党党首の就任会見、大相撲中継を中断してオンエアされたのですか!残念です。見ていませんでした。NHKの首脳の指示とは考えにくいですね。おそらく現場の判断でしょう。
NHK内部にも、現政権に対して不満な人たちがいる、と言ったら甘すぎるでしょうか?
ご指摘の通り、マスメディアを統制するのが好きな、安倍、小中川などは怒りまくっていることでしょう(笑)
さて、NHKの内幕はどうでしょう?
現場は、安倍などの介入には怒りを持っているのは間違いないでしょう。いくら糊塗しても、人の心は抑え込めません。
今回の生放送がどのような意図と、指示で行われたかは永遠にわからないでしょうが、ここのところ、民放も、衆院選での与野党逆転を睨んで、民主党にも時間を割いています。
盲目的に自民を支持しているのは、読売、産経系だけです。
もはや風は野党に吹き始めたと考えていいでしょう。
小選挙区制からすれば、今の支持率からすれば、野党の地滑り的勝利は確実です。
・・・これって、対立候補を断念に追い込んだツケですよね。それにしても選挙を恫喝の道具にして立候補断念に追い込むなんて、師匠の金丸と同じやり方です
>基本的に、農家の個別所得補償、児童手当の増額や範囲の拡大など、前回の参議院選挙の時を踏襲した
財源を明示しないバラマキ型まで社民党を踏襲しましたね
>名言として、「自民党総裁は政権を投げ出すことはできても、国民は生活を投げ出すことはできない」というのは、見事であった。
民主党の党首を投げ出してませんでしたか?
>麻生の言うように、財源はいずれ消費税上げ、っという、既得権益には手をつけない、自民党のやり方ではもうだめだ。
そう言えば、小沢さんって自民党時代に消費税を10%にして日本を改造すると言ってたなぁ。
私は、このブログを始めてからずっと、高福祉高負担社会の実現を唱えていて、必要であれば消費税上げもOKと考えています。
ただ、その前に、「往能負担」ということで、もうかっている企業の法人税や、贅沢品を買えるようなお金持ちへの累進課税を強化した後の検討課題です。
具体策も考える脳みそが無いのに、因縁だけつける、ネット上のチンピラですね、こいつは。
昼のニュースを見たら、どうやら自民党総裁は麻生で決まる情勢のようですね。順当と言われればそのとおりですが、投票の権利もない選挙です。私にとってはどうでもいいことです。
それより、麻生が総理総裁に就任して直ちに解散総選挙に踏み切るのでしょうか?私にはもう一つしっくりこないのです。今回の総裁選の手応えなどから、出来るだけ先送りに、可能ならば任期満了まで先送りにするように思えてなりません。
せっかくつかんだ総理総裁のポストです。そんなに簡単に手放したくはないはずです。
それに自民党の幹部たちは有権者を舐めきっています。どうせ1年経てば、後期高齢者医療制度や消えた年金問題も忘れているだろうと、たかをくくっていると思います。
議席減は最小限に留めたい。そのためには民意なんか無視するのではないでしょうか?
民主党と共産党の共闘は必要ですね。今必要なのは国民の敵であるファシズム体制の打倒です。そのためにも小沢一郎がどこまでチャーチルになれるかが鍵になると思います。
それと非建設的なコメントを垂れ流す荒らしに。あなた方のコメントは所詮かげ口にしかすぎません。私は2ちゃんねると「福島県大野病院」の事件で格闘しています。そういうお粗末なことをする前にまずは自分からブログを立ち上げて論戦を挑むのが筋でしょう。
時代の流れは少しずつ変わってきているなと思います。小沢がチャーチルになれるかが今度の選挙の勝因の鍵になると思います。故にあなたの提案に私も賛同します。
お体ご自愛を 日本のゾマホン 小野哲
さて、実は私が総裁選当初に予測していたのはそういう状況です。麻生がただの選挙管理内閣の首相で満足するとも思えないので。
ですが、今や自民党にとって、選挙でなくてはならない公明党が、当初から来年夏の東京都議選の前後半年は総選挙をしないでくれ、っというのが、福田辞意表明のタイミングでもあったわけで、今更目算(メディア乗っ取り)が外れたからといって、また、すでに、総選挙に走りだした人々を収めるのは難しいと私は考えます。
初めまして。
そうですね、自民党を追認するだけで、何も提言できない連中は、本来は語るべきではないと思いますね。
小沢がチャーチルですか・・・。
実は私は、個人的には小沢氏は好きでないのです。でも、身体がかなり悪そうなのに、また、参議院選前から社民主義に舵を切るなど、昔とは変わったと思っています。
反自民のために、民主もどこまで柔軟になれるかだと思います。共産党から折れることはないでしょうし。
今、19時のNHKのニュースを見ています。麻生の得意満面な顔を見ていると、出来レースだったのかな、と考えています。
だが、
新総裁の祖父は元総理大臣、父は国会議員、
前総裁(福田)の父も元総理大臣、叔父は国会議員、
元総裁(安倍)の祖父(岸)と大叔父(佐藤)も元総理大臣、父(安倍晋太郎)も国会議員とは…
いつから日本国は世襲制度の国になったのでしょうか?
私は、ありとあらゆる分野で急速に世襲化が進行していることが、日本社会から活力を奪っているのだと考えています。まさに新自由主義は、階級を固定化させるものなのですね。
余談ですが、石原慎太郎はよくジャンパーを着ていますが、あれはキム・ジョンイル総書記の真似だと思います。この2人、案外ウマが合うと思いますね。
もう20年くらい前から世襲制度がはびこっていますよ。
麻生は、さらに高祖父に大久保利通がいます。当時は議会がなかったので、大久保は「参議」という形で国政に関与してましたが、もし息子がいたら、それは貴族院(今の参議院)議員でしたでしょうから、麻生は5世ということになります。
おっしゃる通り、新自由主義とは、強いものが勝つ。ならば親の代から財力や閨閥をもつ人物がさらに強い立場になる。そのような形で、新自由主義は階級を固定化します。新たな身分制の登場です。
石原については・・・、嫌いなのでほとんど見ないのでよくわかりません(笑)。