ここまでは世間の予想通りなのですが、総裁選挙での得票や、党員の投票率を見てみると、安倍政権は身内の自民党から見ても、前途にやや暗雲が立ち込める結果となったようです。
まず、全703票の票数のうち、500票獲得を目指していたにもかかわらず、実数は466票。その分、5〜70票と思われていた麻生、谷垣が100票を超える得票でした。
議員票と党員票がどのように割れたのかはわかりませんが、自民党県連の縛りがかかる党員票は、さほど読みと違わなかったはず。そうすると、安倍の得票が伸びなかったのは、国会議員で、「自由投票」にした派閥の票が、ほとんど安倍には行かなかったということが想像できます。
また、党員による地方組織の投票は、投票率60%強と、いつもの総裁選に比べて少なく、党員からの関心も少なかったと言う結果が出ています。
安倍にとっては、幸先の良い船出ではなかったという事になります。
また、民主党の見解では、今後最も戦いづらい相手は、政策が近い谷垣であったと。顕著な復古主義で、国民がもっとも望む社会保障、財政再建、景気対策に一切触れなかった安倍の方が、民主党としては戦いやすい、っと言っていますが、そのとおりでしょう。
今後、安倍は、公約した復古主義政策や、社会保障などの低減などの政策をしようとするたびに、野党の総攻撃を受け、政策によっては自民党内部からも反発が予想されます。そうならない方法は今のところ考えにくく、結局参議院選挙まで「美しい国」と叫び続ける以外、何もできない可能性すらあります。
また、社民党の福島党首は、野党間の選挙協力に、「護憲のためならば」と、積極的な姿勢を示しています。かつての社民党では考えにくいことです。共産党は、相変わらずでしょうが、意識の高い党員の中には、潜在的にこの状況はわかっているでしょうから、選挙での行動は予想がつきません。私達、無党派護憲ブロガーとしては、その方面にも、声をかけていくべきでしょう。
保守を含めた知識層に、多大な影響力のある、立花隆氏が、反安倍を公然と表明しています(論文はまだ読んでいませんが)。これも少なからぬ影響があるでしょう。
ある意味、護憲派にとって、もっとも攻撃がしやすく、しかも安倍自身には経験も能力も無いという、格好の状況が出来上がりつつあります。また、私ごときが、平和ブログを立ち上げるように、潜在的護憲派が危機感を持ち始めており、それを一つの流れに結集することが、来年の参議院選挙で自民党を敗北させ、安倍を退陣に追い込むチャンスとも言えるのです。
無党派層(私もそうです)に、安倍の政策、集団的自衛権の行使とはなんなのかを、訴えていければ、自民党完全敗北をもたらすことができるかもしれません。
また、自民党内の護憲勢力(加藤紘一議員)らや、谷垣に投票した議員グループなどは、安倍の対応次第では、造反する可能性もあります。そうなるように、世論に働きかけましょう。



TB&コメント有難うございます。
何か基本的な価値観が同じ部分が大きいのでしょうか?
憲法観もそうですし、総裁選を見ての感想もかなり近くて
驚いてしまっているぐらいです。
これからもよろしくお願いします。
お互いに頑張って行きましょう!(~~)
ご来場&トラックバックありがとうございます。
私は、論理的思考を常に心がけています。また、特定の政治勢力に捕らわれてもいません。現実的な考え方も必要だと思います。
結果的に同じような見解になっても不思議ではありません。
今後は、護憲の輪をどう広げていくかだと思います。
では、またのご来場を。
当方、今日は政治ネタを敬遠しました。お説の意見はわが委員会と全く同じです。
蛇足は承知の上ですが、安倍政権は効果的な目玉を打ち出せず支持率もジリ貧に向かうでしょう。するとどうなるか、韓国の盧武鉉政権が手本です。アメリカとの関係で対中国は改善しても、朝鮮両国との対立を深めナショナリズムに頼る手を使いそうです。
つまり、「靖国」に変わるべきなにかを使い始めることに「要警戒」ですね。
いつもお邪魔しております。
ましま様のブログからのリンクやコメント欄から、お友達を増やしています。
おかげで開店後10日もたたずに、結構盛況です。ありがとうございます。
そうですね。安倍の手法は、ナショナリズムを煽ることですから、今は北朝鮮を敵視し、右翼団体に「家族の会」を支援させて、横田夫妻を操り人形にしていますが、今後、首相ともなると、過激なことばかりを言ってはいられません。
新たなナショナリズム高揚のための手段をとるでしょう。
中国とは経済関係が密接になっていますので、ここは、ネット右翼に迎合して韓国も敵視した政策を取る可能性があります。
だいぶ前に週刊誌「プレイボーイ」の見出しで、「日韓もし戦わば」などと言う記事で煽っていましたし。
ではでは。