2006年10月27日

疑問・提案にお応えして。公明党へのアプローチ

 (え〜、勝手ながら、皆様にお願いがありますので、一つ後の記事にもお目通しくだされ。)
 

 東西南北さまからの、「公明党=創価学会」と言う、護憲を標榜しながらも実際には自民党補完勢力を、非難すべきでは、っと言う、疑問・ご提案へのお応えから、私なりの今後の公明党へのアプローチを考えて行きたいと思います。
 
 公明党が、その成立の経過からも、創価学会と言う、仏教系新興宗教(現在は宗教法人であった寺院との関係が悪化した状態で、創価学会自体が宗教法人を名乗ることはできないでいますし、教義面での自己矛盾を内包している実態は、学会員自身がもっともご存知だと思います。)
 公明党は、最近は変わったのかもしれませんが、成立時の党の綱領では、「社会主義政党」であることを明確に認めていました。しかし、その党としての表向きではない最大の目的は、「国立戒壇」(「戒壇」とは、仏教で、一定の境地に達したことを認める「戒」を授けるための、式場のことです。)の設置にありました。
 この時点で、既に、「思想信条の自由」、「信教の自由」「政・教分離」と言う、現行憲法の基本的な思想に、あからさまに反した存在であったのは歴史的事実です。
 しかし、その後、暴力的な布教(「折伏」と言いました)への社会的非難の高まりもあわせ、公明党も、公式には創価学会との政教分離を打ち出し、公式のつながりは無いというのが、現状です。
 でもそれは、表面的なつながりを、「公式には認めていない」というだけで、実際には、創価学会と、「双頭双生児」のように不可分の関係にあることは、一般に広く知られていることです。
 特に選挙の際に、創価学会の組織を使った、選挙マシーンや、時には適法な範囲を逸脱することもある、重点選挙区への住民票の移動等、組織的かつ徹底した公明党支援を、創価学会が行っているのは事実でしょう。
 
 ただし、留保をつけますが、これらは、マスコミでたまに洩れてくる情報を、私の記憶に基づいて書いていますので、事実関係、時系列的な点で、正確性を欠く可能性はあります。しかし、おおまかな流れとしては、間違いないかと。
 
 以上のように、公明党とは、表面上公表している主義主張とは別に、「創価学会のための社会作り」を秘密の目的にした、良く「池田私党」と呼ばれる存在であることは事実です。
 その結果、地方自治体における議会や首長選挙、国政においても、政治的な信条や政策協議もほとんど無いままに、常に、どこででも、「与党」の側に身を置くことを至上命題にして、政治活動を行ってきています。
 ですから、「憲法の平和主義は守る」と宣言しながらも、現実には復古的改憲勢力であることを明言している、自民党安倍政権と、連立を組み続け、先日の衆議院補欠選挙では、大阪9区で、自民党候補のために、自民党組織以上の活動をしたと言われています。傍から見れば、どう考えても、自己矛盾に陥っている行動としか思えません。
 
 ここら辺を、強く非難して欲しいというのが、東西南北さんの、私へのご意見であったわけです。
 
 上記の実情については、東西南北さんのご指摘に、私は同意いたします。非難もするべきかもしれません。
 
 しかし、ここからは、私の独自の考えであり、また今後の活動の機軸の一つにしたいのですが、これだけ、妖怪「ぬえ」のように、政策が判然とせず、特定の勢力へ奉仕するための政党ではありますが、現在の実際の行動面で、幾つか評価できる点があり、その点をてこに、私が唱える、「反安倍復古主義政権敗北のための、幅広い協調」に、公明党支持者の一部を取り込んで行きたいと考えています。
 
 たとえば、公明党・創価学会を支持またはメンバーとなっている人たちは、比較的「庶民層」であり、小泉改革などにより、痛みを受ける側です。また、その階層内で、仲間内の相互扶助のために、限定的ではありますが、地道な生活保護活動をしているのも事実です。その規模や内容は良く知らないのですがね。ここら辺は、「庶民の味方」を標榜する共産党と、日常活動の面では似た部分があるのです。宗教的団体内部での、相互扶助とは言え、その活動は評価できるものです。
 ある意味、非常に古典的な、宗教を軸としての、「講中」とか呼ばれる、江戸時代もしくはそれ以前に遡れる、庶民の相互扶助組織の現代での形態かもしれません。ですから、行動は似ていても、扶助の対象は仲間内に限られていることや、思想的バックボーンが無い点などは、共産党の活動とは異なります。
 
 前置きが長くなりましたので、一気に結論に飛びますが、上記のような公明党・創価学会において、「憲法の平和主義堅持」と言う、党是が表明されている理由に着目したいと思います。単なる、自民党補完勢力に過ぎないのであれば、このようにわざわざ述べる必要は無いはずです。
 これは、もう20年前後前になりますが、公明党内で、特に当時の青年部が中心となって、下からの突き上げの形で、執行部に、平和憲法遵守を党の方針として認めさせたという経緯があるのです。
 その頃の青年部の人たちは、多分、今では党か、学会かのどちらかで、主要な中堅幹部になっているものと推測します。彼らの意向の結果、公明党の執行部も、「憲法の平和主義、条項堅持」の旗を降ろさずにいるのでしょう。
 
 私は、この「下からの突き上げ」と言う部分に、連帯・協調の可能性を模索するチャンスが潜んでいないかと、期待しているのです。地方選挙、国政選挙、またイザと言う時の憲法に関する国民投票のいずれかの段階で、公明党の内部には、私達と連帯して、護憲に回りうる勢力がいるはずなのです。
 ですから、私は、あえて、非難をすることによる対立よりも、地道な働きかけによる、護憲シンパの取り込みを狙いたいのです。そのためのネット上での行動の準備はできています。近日中に、「共産党支持者の方々への緊急アピール」と平行して、「公明党・創価学会支持者の方々への平和のための緊急アピール」と言う、ネット上のビラを作製、掲示、トラックバックによる流布を行う予定です。
 
 ただ、共産党と公明党の違いは、共産党の執行部は、頑迷固陋な教条主義的側面を強くもつとは思うものの、まだ、合理的・論理的な話が通用する相手だと思っています。だからこそ、私は、先日の、「共産党中央委員会への公開質問」(http://heiwawomamorou.seesaa.net/article/26118501.html#comment)と言う行動を取りました。
 しかし、公明党は、創価学会の支配を受けており、そちらからの指示か、少なくとも党員からの声で無い限り、耳を貸すことは無いでしょうから、執行部への働きかけはしないつもりです。
 私のアプローチの対象は、個々の、公明党を支持してきた有権者の意識への働きかけです。
 もちろん、この勢力の、選挙における締め付けは、共産党以上に厳しく、各選挙区で厳密な票読みが行われており、それが狂うと、「戦犯狩り」が行われるという、恐怖政治にも似た行為が行われています。
 ですから、公明党支持者に、護憲のために、今の非常事態(安倍復古主義政権の誕生)においての、例外的な反自民の投票行動を期待するのは難しいのは事実です。
 
 ですが、最初から諦めるわけには行きません。
 また、議員選挙レベルではそうでも、最後の防波堤である、憲法改定に関する国民投票と言う事態に至ったときには、各人の良心に従って、行動してもらえるものと信じています。
 そのためのアプローチを今から始めるつもりです。
 
 私のスタンスをご理解いただければ幸いです。東西南北さんも、私は、連帯を呼びかける以上、「非難」と言う手段はとりたくありません。その点、ご理解ください。

posted by 眠り猫 at 14:14| 東京 曇り| Comment(4) | TrackBack(9) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 御意!改憲手続き国民投票法の成立阻止の世論を盛り上げる運動をしながら、最悪の事態で憲法改定の国民投票が行われる場合には、「反対票」を投じて頂く様に創価・公明の周辺の人びとへ訴えるわけですね。

 完全に同意いたしますし、当たり前の民主主義運動の実態だと考えます。

 どのような政党を支持していようが、個人レベルでは護憲を訴えていくと言うことですね。わかっております。

 ただ、個人と政党は異なるのですから、選挙運動としては、比例選挙と選挙区選挙とは区別して訴えていただけないでしょうか?護憲であれば、比例は日本共産党でお願いできませんか?選挙区は反自民の護憲議員の当選運動ですね?

 さらには、日本人民の生活と安全等「全般」を規定する政策選択である選挙運動と個別課題で進めていく民主主義運動、特に「憲法9条」を守る点だけで協力する運動とも区別して訴えて頂きたいのです。もちろん、9条運動は全面賛同です。

 それでは、不一致点の拡大ではなく、一致点を実現しながら、日本人民の生活と安全の水準を今以上低くしないように、さらには改善していく運動を末端を基礎として執行部へも訴えてまいりましょう。

 追記:創価・公明への的確な事実の指摘をしていただきまして、ありがとうございました。眠り猫さんは、是々非々の公平な議論ができる「リベラル」だと感じた次第です。

 今後も、僕は創価・公明の政教一体・憲法違反性をブログでも、常日頃でも訴えていきます!

 なぜならば、憲法完全実施をやり遂げるには憲法違反の勢力との主権者・日本人民の自主独立した闘いが必要となり、戦後民主主義の総括である、とも考えるわけです。

 組織としての創価・公明を憲法完全実施の見地から批判していくが、その構成員である個々人とか支持者とは、一致点を見つけて協力していくということです。

 では、憲法完全実施の高みを目指して、地を這うようにがんばっていきましょう!

 

 
 
Posted by 東西南北 at 2006年10月27日 20:18

眠り猫様の考え方に賛成です。

公明党を非難して敵にするよりは
公明党の中の平和勢力も
味方にするのがはるかに
得策でしょうね

公明党の支持者のほとんどは
自民党を支えることが
平和憲法を破壊することになる
ということがわかっていない
のではないでしょうか?

そのわかっていない大勢の人に
どのように正しい情報を伝えるか
これがカギになるような気がします。
Posted by 通りすがり at 2006年10月27日 20:25
>東西南北さま
 他でも述べましたので、繰り返しませんが、「方法論」としての、このアプローチにご理解いただきありがとうございます。
 今後ともがんばっていきましょう。
Posted by 眠り猫 at 2006年10月28日 16:30
>通りすがりさま
 ご同意いただき感謝いたします。
 もちろん、他にも様々なアプローチが存在する上での、私の手法です。
 とにかく、仲間内でも、アピールする相手とも、対立しないこと。高いところから物を言うような態度を慎むこと。わかりやすいこと。真実を語り、謀略に加担しないこと。
 これを自分への戒めとして、今後も進んで行きたいと思っています。
 またお越しください。
Posted by 眠り猫 at 2006年10月28日 16:33
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