2006年12月16日

醜い国

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=132085&media_id=4

 私は日本が好きだ。言うまでも無いことだがあえて言う。繊細で雅な伝統文化もそうだが、南北に長い国土に多様にあふれる自然がもっとも好きだ。
 しかし、その国土を、利益誘導型土建行政でゆがめ、川にはコンクリートの壁を、美しい森の中にはゴルフ場や、醜いリゾートマンションなどを乱立させてきたのは、ほかならぬ自民党政権と財界ではないか。
 今回の法律のどこを持って、「美しい国」が導き出されるのか?ひょっとすると、文藝春秋社の人間がゴースト・ライトしたといわれる、「美しい国」論を繰り返す以外は、安倍は言葉を持たないのだろうか?
 変な話になって恐縮だが、私が子供の頃、「宇宙戦艦ヤマト」と言うアニメがあった。映画化もされた。この作品のプロデューサーであった、西崎義展(故人)と言う人物は右翼であった。
 彼は、原作者の松本零士氏を押しのけて、やたらとマスコミに露出した。そこで繰り返していたのが、「宇宙は「愛」だ」と言う言葉だった。私は、この言葉の連呼に辟易した。西崎自身が後に覚せい剤で逮捕されたり、石原慎太郎と一緒に日本海の竹島に行ったときに小銃などを不法に所持していたりする、全くの暴力団的右翼人間だった。
 このように、自らが汚い人間ほど、「美しい」とか「愛」とか言う言葉をふりかざす。
 真実を知る者から見て、これほど醜い姿は無い。
 教育基本法の改悪が通ったことは残念だが、さらにそれに、「美しい国」と言う、虚言を塗りたくる安倍に、怒りを禁じえない。

 第二次世界大戦の当時、日本では、「五族共和」と言う美辞麗句が使われた。実際に行われたのは朝鮮人強制連行などで、共和も何もあったものではない。ナチス・ドイツでも、「世界に冠たる我らがドイツ」と言う言葉が使われた。
 どちらも、軍事独裁政権が国民をたぶらかすために使った言葉だ。
 「美しい国」と言う妄語にも、同じ臭いを感じる。醜い。

posted by 眠り猫 at 07:47| 東京 ????| Comment(12) | TrackBack(2) | 独り言
この記事へのコメント
美しい人と美しい言葉に気をつけなさい。
おばあちゃんの「遺言」です。
しだいに「美しい国」の色あせ、
ぺらぺらの中身が透いて見えるようになるでしょう。
支持が弱まるにつれ、いずれ本性がむき出しにされます。
その時がターニングポイントだと考えています
Posted by YUKI-arch at 2006年12月16日 07:56
> YUKI-archさん
 コメントありがとうございます。
 そういえば、古くからの言葉で、「巧言麗色少なし仁」と言うのがありますね。
 中身が無い、または覆い隠したい何かを持っている人ほど、「美辞麗句」を多用するのです。小泉の場合は「改革」でした。安倍はさらに中身が無いので、他人が作った「美しい国」を連呼するしか出来ないのでしょう。
 ではでは。
Posted by 眠り猫 at 2006年12月16日 08:14
大東亜共栄圏も美しい言葉だったのです。五族協和・王道楽土でしたから。欧米の植民地を解放するって言って、何をやったのか、国民には知らされませんでした。

教育勅語の親孝行や夫婦は仲良くなどの「徳目」は、アジアの人々やアメリカ国民にもこれらの徳目はあったはずでした。しかし彼らに対しては「鬼畜米英」「チャンコロ・チャンチャン坊主・シナ人」「チョン・不逞鮮人・半島人」でした。天皇制政府の徳目がいかにウソであったか明瞭です。

他民族を蔑視したことの裏返しとして「大和民族の優秀性」を強調したのです。その頂点に天皇=現人神がおり、その「皇運を扶翼」するための宣伝文句が「八紘一宇」でした。

戦前の人々は、これらの美辞麗句のゴマカシを見抜けなかったのです。今日的にいうならば、これが最大の教訓でしょう。
Posted by コミュニスト at 2006年12月16日 08:57
>コミュニストさん
 コメントありがとうございます。
 まさにおっしゃるとおりでして。
 特に、今のネット右翼とも共通しますが、自分自身を誇る物を持たないのに、エラぶろうとする人間は、他者を、根拠無く見下して、優越感に浸るという、幼児的行動に出ます。
 戦前の日本人のそれは、欧米へのコンプレックスの裏返しによる、大陸諸民族蔑視の悪行に堕して行ったのだと思います。
 今まさに、連呼される、「美し国」。
 支持率急落ですから国民も気づきつつあるのでしょうが、まだ半数近くの支持があるのです。しかもその支持理由の半分が「若くて清新なのが良い」ですから、ワイドショーしか見ない人たちのレベルに天を仰いで嘆くばかりです。
 戦前もそういった人たちの、なんとなく、の流れが、やがて息苦しい世の中へ変わり、そして軍国化していきました。
 今また「息苦しい」世の中がやってきています。ここで押しとどめないと日本は再び破滅への道を進むことになるでしょう。
Posted by 眠り猫 at 2006年12月16日 11:20
権力者から発っしられる美辞麗句には用心しなければなりません。障害者自立支援法、国民保護法、人権擁護法案、沖縄の負担軽減、などなど、政府は、言葉をもてあそんで、国民をだましています。そのさいたるものが、「美しい国へ」ですね。「醜い国」にした張本人から出た「美しい国へ」など誰が信じるものですか。私たちは、「自滅への道」連れにはしてほしくないから、必死で抵抗しているんです。抵抗をやめたら、人間やめることとおんなじ。体だけ生きていて、精神を権力に売り渡す人間にはなりたくないです。
Posted by 非戦 at 2006年12月16日 19:27
>非戦さん
 コメントありがとうございます。
 醜いものはそれを覆い隠すために、美を装うことをします。安倍はもっとも醜いがゆえに、「美しい国」以外の言葉を知らないのです。
 「テロからの防衛」の名の下に行われたイラク戦争。実態は全くそうではなかったことがアメリカ自体の公式調査で明らかになっています。
 安倍の進める「集団的自衛権の行使」が実は、アメリカによる世界支配の露払いであることは、わかる人にはわかっています。私たちがするべきことは、そこに気づくだけでなく、気づかない人々の目にそれを曝すことです。
 がんばりましょう。
Posted by 眠り猫 at 2006年12月16日 19:47
今晩は、眠り猫さん。

>戦前もそういった人たちの、なんとなく、の流れが、やがて息苦しい世の中へ変わり、そして軍国化

ここの「何となく」少し引っ掛かっています。

日本にせよ、ドイツにせよ、また他の列強にせよ、1929年の大恐慌で、経済的に疲弊し、失業者が溢れた。それを軍需産業の拡大、侵略的(植民地拡大)農地開拓移民の募集、それらに付随した公共工事の拡大を財政赤字(大量の国債発行)で賄って、失業者を雇用に吸収したからこそ、支持された側面も見落としてはならないと思います。それでも逆らう連中を徹底的に思想犯として弾圧したことも。

デフレで締め付けて、大衆をヒーヒー言わせてから、適度に緩めて「飼い馴らす」術にたけた政権が一番怖いです。

ただ、いま(90年代以降)は、一国の金融・財政政策が、海外の投機や輸出入、現地生産の拡大、逆輸入という形で錯綜していて、また各国の思惑も重層してきますので、何がナンやら分かりかねますが・・。

Posted by 建つ三介 at 2006年12月16日 22:17
五族共和は中華民国のスローガンで満州国建国の理念はそれにインスパイアされた五族協和ではないでしょうか。
Posted by WELL at 2006年12月16日 23:38
触らぬ神に祟りなしとは言うものの、一応書いておきますか。
はじめまして。ただの通りすがり人です。
まあ、いろんな意見が世の中には有るってことで、反対意見を熱弁されるのもいいですけど、もう少しあなた達自身も、あなた方自身の美辞麗句に踊らされてる自覚を持った方がいいですよ。
平和を愛するのは良いことでしょう。しかし、盲目となって好戦的になってる所がかなり矛盾的ですね。
論語読みの論語知らずになられない事を、ささやかながらに願っています。
では、失礼しました。
Posted by 謎の通りすがり人 at 2006年12月17日 01:02
>建つ三介さん
 ご指摘の意味は良くわかります。
 しかし、戦前の枢軸国の歴史的流れも意識して行ったものだとは、私は思いません。だからかえって怖いと思うのですが。今の日本も安倍政権のような、自分たちの利益誘導だけで動いているうちに、軍部が肥大化して(政治学的、この傾向があることは認められています)発言力を増し、最悪の場合軍事クーデターなんてことだって考えられますから。
 戦前の日本も、その流れで外国債発行を続けた挙句、償還できなくなって、資源収奪を求めて侵略に出たという見方もありますからね。
 結局は、軍事力に頼らない政治しかないと思うのですが。
 ではでは。
Posted by 眠り猫 at 2006年12月17日 03:40
>WELLさん
 コメントありがとうございます。
 さて、その点は事実関係は知らないので、なんともお返事できません。
 日本が、五族共(協)和、大東亜共栄圏を口にしながら、侵略行為を行ったのは事実ですので、その元がどこにあったかまでは考えていませんでした。
 ところで、「共和」と「協和」に歴史的に意味の違いはあるのですか?もしよろしければご教示ください。
 ではでは。
Posted by 眠り猫 at 2006年12月17日 03:44
>謎の通りすがり人さん
 大丈夫です。噛み付いたりしませんから。おっしゃることは自覚しています。
 選挙「戦」、政権奪取の「天王山」など、軍事的言葉遣いは、昔からありまして、使いやすい、というか読み手にわかりやすいから使っているだけで、本当に好戦的なわけではないですから。
 「共謀罪」ができたら、こういう言葉を使っただけで、国家転覆未遂共謀罪でつかまったりしないかと、別の表現を考えているのも事実です。
 平和を求めるのが美辞麗句だとは思いませんが、少なくとも安倍晋三の「美しい国」ほどは欺瞞に満ちてはいないと思っています。
 ご忠告ありがたくいただいて、今後は表現にも留意しましょう。
 昔、少しですが学生運動の経験があるのでついつい、っと言う面があるのは認めますよ。
 ではでは。
Posted by 眠り猫 at 2006年12月17日 03:50
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