具体的には、「B層(―そう)とは、民間PR会社「スリード」が定義した、“国民のうち、IQが低く、具体的なことは分からないが小泉総理のキャラクターや閣僚を支持する層”のこと。主にミーハーな主婦や若者、シルバー層(高齢者)を指している。」(ネット百科事典ウィキペディアより)
ちなみに、A層とは、いわゆるインテリ層で、必ずしも政府の言いなりにならない人々。C層は、IQやコンピューターへのなじみはA層並だが、小泉改革に反対する層とされ、さらに名前も付けられていない「それ以下の人々」は、IQが低い、頑迷な守旧派で、構造改革の痛みを受ける層としている。(14日、コメントの指摘を受けて、C層の表現を訂正しました。)
この会社の提言では、選挙においては、B層を照準にプロパガンダを打つべきである、しかも、単純でわかりやすいものを、というものであった。構造改革の痛みを受けるという、C層及びそれ以下は完全に無視されている。
私は、もとより、人を、「1級市民」、「2級市民」と分ける考え方には反対であるが、この調査会社の提言の通りに、選挙を、「郵政民営化の是か非か」、「反対するのは守旧派勢力」と言う、ワンフレーズの単純化により、無党派層の支持を取り付けた小泉内閣は衆議院選で大勝した。その後、郵政のみが争点であったかのような選挙の結果を受けての圧倒的過半数をもとに、安倍内閣では選挙では争点にならなかった、教育基本法や、防衛省などの法案を次々に通している。
差別には反対であっても、実際にこのような結果をもたらした「B層」が仮想的ではあっても存在するのは確かであろう。同時期に、小泉の官邸補佐官の1人が、「小泉内閣を支持している人は新聞の政治欄など読まない人たちですよ」と言う暴言を吐いたのが後に報道されているが、これは「B層」を意識したものであろう。
理想を叫ぼうが正論を述べようが、実際には、それを読まないこうしたB層の人々が、選挙結果の主導権を握っているのである。
しかし、昨日報道された、内閣府による国民の生活意識世論調査の結果、調査開始以来50年で、過去最大の67%の人が、「将来の生活に不安を持っている」と答えたそうである。
B層を含め、「小泉改革」の痛みを感じ始めている人が増えている証左かも知れない。
こうなると、次期参院選では、まさにこの「B層」の人々の票を取り込む必要があるし、そのチャンスでもないだろうか?小選挙区制の結果、6割の投票で8割の議席を得るというのが現状。参院選はそうではないとはいえ、「B層」の動向で、選挙結果は大きく変わる。
だからこそ、前の記事でも述べたように、安倍が狙う、参院選での、「改憲は是か非か」と言う、小泉の手法を真似た二者択一選挙に持ち込ませてはならないと思うのである。
B層への浸透方法は、具体的に考えていかねばならない。知識人などによる、強いアピールが効果的だが、それ以外にも私たちができることを考えて行かねばならないと思う。




揚げ足取りかもしれませんけど、C層は「構造改革に反対の守旧派」のことですね。IQはA層と同等ということになっています。
http://tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf
これを暴いた「サンデー毎日」の記事も、たぶんご存知だと思いますけどあげておきます。
http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/tokusyuu/news/20050713-182250.html
ここでいう「一寸先は闇」というのは、政権側のことだったはずなのに、こちら側にはね返ってきてしまいました。
ご指摘ありがとうございます。私のウィキペディアの読み間違いでした。コメント付で本文を修正しておきました。
しかし、「保守支持層」でありながら、IQが低いとされ、構造改革の痛みを受ける立場とされた、名前も付けられない、「それ以外の人々」に対しては、その姿勢と言い施策と言い、ひどいとしかいいようが無いですよね。