(ニュース:http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/6548165e47df4ba6a3a443d58c64dedf を
ご参照ください。私の観測を超える、悪質な違法行為が組織ぐるみで計画されていたという事実です。
こちらもご覧くださいhttp://www.news-pj.net/pdf/2007/20070811-3-2.pdf )
他のブログでは既に繰り返し批判されているので、いまさらの観もあるが、やはり「公務員の憲法遵守義務違反」発言を、元自衛隊幹部であり、今回の参院選で、議員となった人物が行ったことについて、正しい批判をする必要があると思い、今日の記事とします。
問題の発言は、イラクのサマワに派遣されていた、陸上自衛隊部隊の佐藤元隊長が、TBSの番組内で、「近くに駐留していたオランダ軍が攻撃されたら、仲間を見殺しには出来ないので、偵察目的で駆けつけて、あえて巻き込まれるという状況を作り、正当防衛を根拠に警護(要は反攻)を行うつもりだった。」と述べたことです。
そして、安倍政権の、御用諮問機関である、柳井審議会でも、これを追認する見解を出しました。
これは、全く持って危険かつ違憲、違法な行為を公言したものです。
まず、この行動は、安倍がもくろむ「集団的自衛権の行使」すら超える、戦場を現場の判断だけで、単純に敵味方に分けて、味方を支援するなら、法に違反しようと何をしても良いと言う意味なのです。
そもそも、日本の自衛隊が、イラクの武装勢力と戦う理由が本来ありません。アメリカからの要請で、コイズミが対米追従の証として行った派兵です。目的は復興支援でした。
自衛隊がイラクの武装勢力と戦うことは、イギリスやスペインを見てもわかるように、テロの標的に日本がなるだけで、日本と言う国と国民にとって、利益のある行動ではありません。
法的理由があいまいなまま、「非戦闘地域」と言うことで派遣された自衛隊が、進んで戦闘行為を行うということは、本来の派遣の根拠すら無視して、現場の指揮官の判断で、憲法も、派遣根拠法のイラク特措法も全て破るということを意味します。
「それで日本の法律で裁かれるなら構わないと思った」とも言っていますが、問題外と言うほかは無い発言です。本来不要な戦闘を行うことに拘泥しているのは、武装集団である自衛隊幹部の好戦的性格を顕していて、この行為により、なし崩し的に自衛隊の海外での軍事活動を積極的に行うことを可能にしようと言うものでした。
しかし、私は、佐藤元隊長が、現地で実際にそのように考えていたか、疑問に思っています。実際、オランダの駐屯地には散発的な攻撃がありましたが、自衛隊は、自分達の駐屯地の警備を強化しただけで、偵察行動はとっていません。
佐藤元隊長も、同じ行為をとっています。
また、イラクの武装勢力の攻撃は、ある程度の規模を持つ駐屯軍の施設を大規模に攻撃するということは、これまで行ったことはありません。
ですから、オランダ軍の駐屯地が大規模に攻撃されると言う可能性もごく低いわけです。
佐藤元隊長(参議院議員)は、今になってこのようなことをわざわざ発言したのは、その後即座に追認した柳井審議会と呼応して、海外での自衛隊の武力行使を認めさせようという、安倍の主張に従った、「芝居」である可能性が高いと思っています。
元々、安倍は、改憲してでも海外派兵・戦争を行いたい人物です。
しかし、参院選で敗北し、民主党がテロ特措法反対を主張し始めた結果、世論も受けて、柳井審議会の集団的自衛権容認の答申を棚上げせざるを得なくなりました。
そこで、佐藤参議院議員と、示し合わせて、「集団的自衛権の行使」よりも、露骨な形での、違法な戦闘行為を容認する意見を出させて、巻き返そうという魂胆なのだと思います。
佐藤議員は、この目的で、自民党に公認され議員となった人物で、いわゆる、論功行賞的意味合いもあり、この発言で安倍首相の意に沿う形で、忠誠心を示したわけです。
安倍だけでなく、佐藤議員も、自己の利益のみを求めての、私利私欲のための行為であり、そのためには憲法も手続法も一切無視しようと言う不埒な魂胆でしたでしょう。
では、どうすればよいかと言うと、まず、海外派兵自体が、違憲であり、イラク派兵は誤りだったという大前提があります。
そして、実際に現地に行っても、オランダ軍への攻撃時に警護活動を行っていない以上、佐藤議員の発言は虚偽であると共に、もし、駆けつけ警護を認めるなら、同盟関係にも無い国との間で集団的自衛権を行使する(いや、警護と称する攻撃だから自衛ですら無い)と言うのは、違憲、違法、国際法にも根拠が無い行為です。そしてそのような行為は、国益にかないません。
当時のオランダ軍は、十分な装備を持ち、自力で対処可能でしたし。
このようなことを公言する人物が、議員であることは問題です。公務員の憲法遵守義務にも違反しています。速やかに、自民党は彼を議員から解職させるべく動くべきでしょう。それをしないのは、やはり、安倍も含めての、「猿芝居」だったということだと思います。
マダム虱こと、小池のこの発言への見解を是非聞きたいものです。擁護するなら、防衛相の資格はありません。批判するなら、議員解職のための手続きを取るべきでしょう。
私も、杉浦ひとみ参議院選元候補のサイトから、佐藤議員への質問状への賛同と、私の質問したいことを申し出ておきましたが、回答は今のところ無いようです。
民主党は、この発言を問題視するべきで、自衛隊のあり方を含めて、テロ特措法廃案とあわせて、議論をするべきでしょう。




それから、佐藤議員に関してはとむ丸さんの記事が鋭いですね(http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-entry-341.html)。
はい。民主党はここでも、鼎の軽重を問われます。
自民党がやらないなら、民主党が、懲罰解職決議を上程すべきで参院なら可能でしょう。
是非やって欲しい物です。
民主党が佐藤議員をかばう論理的根拠は皆無なはずです。
彼らにとって本国政府の意向などどうでも良くて、あくまでも軍主導でやる、と言う事でしょう。名前こそ自衛隊ですが戦前の帝国陸軍となんら変わる事はないですね。
初めまして。
同発言を関東軍の暴走になぞらえる人は多いですね。確かにそう思います。
次の記事で、「軍」と言うものが、勝手に拡大を指向すると言う、政治学の通説をもとに記事を書く予定です。
軍人にとっては、国益や国民よりも、自分の組織の拡大と兵器の使用を求めるという、自己論理の方が優先するのです。