そもそもは、舛添が、年金の着服、横領した公務員を訴追すると言い続けていることに端を発する。
そして、その挙句に、「社会保険庁はたちが悪いが、市町村はもっと悪い」と言ったことに対して、年金着服の事例の無い、倉吉市の市長等から、抗議の文が寄せられたのに対し、まず、「小人の戯言に付き合っている暇は無い」と暴言を吐き、さらにそれが問題になると、「じゃぁ、バカとかアホと言って欲しかったんですか」などと、さらに暴言を重ねた。
私がもっとも批判するのは、このような低レベルな発言のことよりも、それに続いて、「そういうことは地方交付金をもらわないで言え」と、舛添が言ったことである。
話が混乱するので、2つに分けるが、まず、前半の市町村をバカ呼ばわりと言うのは、単に舛添の品性が下劣であることを示すだけである。
しかも、横領などがあった市町村の長の責任を言うならば、社会保険庁を統括する厚生労働省のトップである自分にもまた同様の責任があると言う、簡単なロジックさえ忘れて、とにかく悪者を仕立てて、それを攻撃して自分は正義の味方面をするという、子どもじみた行為である。
さらに、「もっと大きな話をしましょう」などと言っているが、舛添からは、国民が最も関心がある、年金未払い問題と制度への不安に加え、年金の流用(ほとんどが、政治家の利権誘導や高級官僚の懐に消えた)により、87兆円もの年金資金が返還不能になっている問題など、本当に「大きな話」について、舛添から、一言でも説明や方針などが出ただろうか?テレビに出て、「電算機メーカーに任せてあるから大丈夫でしょう」とか言った程度にとどまり、「大きな話」はしないで、瑣末な窓口での流用問題を針小棒大に騒ぎ立て、鬼の首を取ったようにふんぞり返っているのが、舛添である。
次に、私がもっと問題にしたいのは、「地方交付金をもらわないで言え」と言う、暴言である。
そもそも厚生労働省に、地方交付金を云々する権限は無い。また、正論を述べている主張に対し、じゃあ、国からの金はやらないぞ、などと言う、子どもの喧嘩のようなたわごとをほざいているのである。
無責任であるばかりか、非常に権力欲が強く、自分は偉い、国の代表で、下々はそれに従え、っと言う思考の産物である。全く持って、国民主権、自由と平等の国にはふさわしくない政治屋である。
ガキの喧嘩を売ったのは舛添、拡大したのも舛添、そして、地方交付金に関する暴言を吐いたのも舛添であり、その一方で、国民の関心が最も高い年金問題について何も語れないのも舛添である。
こんなごろつきのような奴に何故テレビしか見ないB層は支持を与えるのか?バカにされているのは自分たち自身であると知らなければならない。
私の昔の上司にも似たような奴がごろごろいた。東大を出てはいるが、実務能力に乏しく、パフォーマンスをぶち上げることで存在意義を示そうとし、部下には、居丈高な態度で怒鳴り散らし、問題が起きると真っ先に逃亡する。そのくせ「俺は社長になる」が口癖で、しかし結局窓際族で終わった。
舛添も、この男にそっくりである。自分は弱虫で無能なのを隠すために、暴言を吐き散らして、他人を攻撃する。幼児性がはなはだしい性格である。
福田首相は、この舛添の暴言と越権行為的発言をとがめるべきだ。くびにしろとまでは言わないが(私の内心は怒りで染まっているが、そこは冷静に)、この国民や地方の首長を根拠無く罵倒し、さらに暴言を重ねる舛添に対して、発言を慎むように言うべきだ。
それがいえないなら福田首相の指導力もたかが知れているというものだ。
また、野党も、批判の矛先を向けるべきであろう。愚か者のたわごとなので、さほど労力は割かずとも良いが、「本丸の年金問題を放置し、地方に喧嘩を売り、地方交付金云々まで振り回す舛添は、厚労相に不適格だ」位のことは言ってほしい。
是非、長妻議員との直接対決を実現してもらいたいものだ。
またゴミが涌かない様に付言しておくと、私は市町村での年金着服、横領をした人間を刑事告発することには賛成だ。刑事上当然のことだと思う。微罪になるだろうが。
そんなことにのみ狂奔していて、肝心の年金に関わる各種の大問題に触れない舛添を批判しているのである。




すっきりとした文章で、私も勉強になりました。私の記事の中で眠り猫さんのこの記事も追記で紹介させていただきました。
ご紹介いただき、ありがとうございます。
感情に任せたものですが、中身はあっていると思います。
舛添は早く自民党のガンになると思います。そうすれば、泥舟ごと沈んでいくでしょう。
これが東大助教授?、常連コメンテーター?との思いで軽蔑していました。それが参議院議員、大臣?。政治、ジャーナリズムの堕落、ここに至れりです。
舛添は、子どものように暴言を吐き散らすので有名ですね。過去3回の離婚の原因も、舛添自身のドメスティック・バイオレンスであると、元妻の片山さつきが言ってました。
粗暴で、物事を暴力や暴言で片付けようとする人格形成が未熟な男なんでしょう。
舛添大臣の暴言は大臣、いや議員という公人にあまりにも相応しくないものだと私も思います。私は地方の人間ですが、大臣の発言は地方の人間を明らかに差別するものだと感じています。
福田内閣が「地方の痛みに配慮する」と言ってみても、このような地方を蔑視する暴言を吐く人間を大臣に据えているのを見ると、結局は何も真剣に考えていないのだろうと思っています。
彼は自分の母親への介護を美談のように利用しているようですが、アカの他人のお年寄りに対しては「国に文句があるなら、年金を1円ももらわないで言ってもらいたい」とか言い出しそうで恐ろしいものを感じています。障害者や生活保護受給者にも同じような物言いをしそうだとも思っています。
なにより恐ろしいのはこれほどの重大な暴言を新聞・テレビ等の報道機関ではあまり見かけないことです。マスコミは舛添大臣を第二の小泉のように仕立てようとしているのかと勘繰りたくなります。
総理総裁が変わっても自民党が与党にいる限り、今の日本は良くならないと信じて政治を注視していかなければならないと感じています。
長文で失礼いたしました。最近は体調を崩されたりなさっていたご様子ですが、どうかご自愛ください。これからも期待しています。
村野瀬さま経由できました。
とても判りやすく鋭い考察、大変気に入りました。
ブックマークさせていただきます。
どうぞよろしく。
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、舛添は地方だけでなく、国民全てを馬鹿にしています。一方で自分の権限の及ばないことにまで口を出して、税金があたかも自分達が出してやっているのだという発言をしています。
私は彼は単なる権力亡者のバカだと思っています。
問題は、ご指摘の通り、マスコミがあまりに舛添の暴言や、その一方で年金問題への不誠実な取り組みについて無批判なことです。
思うに、日本の右翼の総本山、日本会議では、安倍の政権放り出しを、右翼の立場から遺憾に思っているそうで、これに代わる者として、復古主義的で、徴兵制にも道を開く自民党改憲草案を作った舛添を擁護しているのではないかと考えています。
本来なら、あの発言でくびにしても良いくらいです。
ではでは。
初めまして。恐縮です。
ブックマークありがとうございます。今後もコメントお願いします。
>トップである自分にもまた同様の責任・・さえ忘れて、とにかく悪者を仕立て・・攻撃して自分は正義の味方面・・子どもじみた行為
ああ、これって『暴れん坊将軍』で、松平健さん演じるしんさんこと吉宗、がやってたことですね。
時代錯誤のポンチ蛾とそれを悦ぶ視聴者と、もっと悦ぶSっポンサー。
円天[転]市場が流行るのも頷けますな〜。
ところで、そうハイカンザキ〜さんは何処へイカはッたんやろ?
すいません、テレビはニュースとアニメしか見ないので、暴れん坊将軍のことは良く知りません。
ただ、舛添の、横領者の告発パフォーマンスは、それこそ、小人の行いで、まさに「大きなこと」を何もしていないことを取り繕うためのものでしょう。
あと、舛添は、松平健さんほどかっこよく無いですよ。