ご存知の方には失礼して解説すると、これは、「不安定な」と言う意味の英語を、階級社会の弱者であるプロレタリアートの語感と合わせてできた、半造語です。最初はイタリアで使われ始めた言葉だそうです。
「不安定な」と言うのは、立場、地位、収入が不安定な労働者のことを指します。つまり、今のフリーター、派遣社員、ワーキングプアと呼ばれる、未組織労働者などすべてを意味する言葉です。
この言葉が象徴しているのは、新自由主義により格差社会が現出し、それが進行して、持てる者と持たざる者、っと言う階級社会を現出したことを意味します。つまり一つの階級をさす言葉であるわけです。かつての「プロレタリアート」と事実上同義であって、新自由主義が横行したイタリア、ベルルスコーニ政権、イギリス、ブレア政権などのもとで、階級格差が広がったのを受けて生まれた言葉なのです。
日本を見てみると、格差を現わすジニ係数は、20世紀終盤以降、急激に上昇を続けており、格差は明らかに拡大しています。
そして、安倍などが再チャレンジなどを口にしたのは、全くの誤りで、格差は努力や才能の差ではなく、富裕層は、親の代から受け継いだ財産が基本になっています。
その象徴が、自民党の世襲議員たちであり、父祖から受け継いだ地盤をもとに、自らの利権を守ることに汲々として、自分達の利益関係者だけを優遇して、私腹を肥やしている奴らが代表です。
最近の論壇では、プレカリアート=プロレタリアートと言う視点から、マルクス主義の復権が語られています。まぁ、論壇の動向=市民運動になるかどうかは別ですが、これらの人々の怒りが高まって行った場合、政治的な変化が生じる可能性はあります。
少なくとも、安倍のような世襲お坊ちゃまが、経験も無く、首相になり、格差を拡大する政策を続けていたというような事態は、今後は決して許してはなりません。
今の福田首相も世襲です。自民党の多くの政治家が2世、3世の世襲です。彼らとその取り巻きの利益のためにのみ、政治を壟断させてはならないのです。
今後の選挙では、1人でも多くの自民党議員を落選させ、政権交代して、利権の根を断ち切らない限り、今の新自由主義路線をやめさせ、プレカリアートの増加を防ぐことはできません。
国民は、自らの痛みに気づき、それへの怒りを主権者としての投票行動に託して示すべきなのです。




補足ありがとうございます。
プレカリアートは、ニートなどの貧しい人も含みますので、厳密に言えば、プレカリアート>プロレタリアートなのかもしれません。その「プロレタリアート」以下の人が、現在の日本において増えていることを、問題視しない現政府の施策=新自由主義は、国民の敵だということを、もっと多くの人に知ってほしいものです。