さて、年頭に当たっての言葉は既に語りましたので、今日は、今年中盤に予想される衆院解散・総選挙に向けて、自公政権を敗北に追い込むための方策について、私案を述べたいと思います。
まず第一に、福田首相が年頭から、消費者・生活者重視の方向を打ち出していることへの対処です。これまでの自民党に比べれば、その方向は間違っていません。敗者は自己責任と言ってはばからなかったコイズミの暴挙のために、国内格差の広がり、プレカリアートと言う階級の発生がもたらされました。今後もコイズミ・安倍路線が継承されるなら、この状況はさらに進み、折からの物価高も併せて、国民生活はさらに窮乏の度合いを増すでしょう。
しかし、福田首相は、具体的なことはほとんど述べていません。また、支持率急落後に打った施策も、薬害肝炎一律全員救済と言うパフォーマンスを除けば、いずれもコイズミの政策の微修正にとどまっており、抜本的な経済、福祉政策の転換を行ってはいません。
野党は、まず第一に、昨年の参院選で、民主党がマニフェストで、明確にリベラル政策、社会保障の充実、国民生活重視の政策を打ち出して圧勝したように、衆院選に向けても、自公政権の先手を打って、同じ方向性の政策論を展開すべきでしょう。
引き続き参院での法案提出戦術も必要かと思います。
マスコミが統制されているので、参院でのリベラル法案の提出、可決が報じられない現在ですが、その広報も怠り無く行うべきです。
次に衆院選は、安倍のような狂人的復古的改憲主義者が相手では無いので、改憲は争点にならないと見ています。
護憲小政党は、参院選で、改憲反対も争点に据えて戦い、結局議席を減らしました。
護憲の旗を降ろす必要は無く、主張もオリジナリティの一つなので構いませんが、それしか主張していないという印象をもたれるのは避けたほうが良いと思います。やはり生活者の票をいかに取り込むかと言う、国民の切実な願いにどう応えるかを、具体的な政策にして打ち出すべきでしょう。
さらに外交ですが、アメリカでは大統領選挙がスタートしました。今年11月の本選挙に向けて、長い選挙戦が続きます。
日本は、ブッシュの戦争外交に盲従し、媚米外交に終始してきました。単にアメリカ支持にとどまらず、国民の財産をアメリカに売り渡す行為を行ってきたのが自民党です。
ブッシュ政権がアメリカ国民の人気を失って、失速する中、アメリカ民主党の政権奪還の可能性が顕在化しています。
私は、ヒラリー・クリントン女史では、新自由主義的施策が続くと考えています。しかし、オバマ氏が当選した場合、果たしてどのような政策を展開するでしょうか?
以前から、アメリカ民主党政権は、日本に対して厳しい姿勢でした。しかしそれは、日本の大企業や自民党にとって都合の悪い政策であったに過ぎず、今後日本は、アメリカの変化に合わせて、脱米、アジア共同体への参画に軸足を動かしながら、アメリカと穏やかながらも対峙する姿勢を打ち出すべきだと考えます。まぁこれはいきなりは無理でしょうが、方向性は示すべきでしょう。
媚米外交とその結果としての軍拡、海外派兵路線。これの是非も、次期衆院選の争点になるでしょう。
民主党の海外派兵恒久法案は、批判されるべきです。そもそも必要性が無い。
国民や、リベラル・平和ブロガーは、まず民主党にこの方針を撤回させ、平和主義に徹するよう働きかけを強めるべきでしょう。護憲小政党もこの立場なら強調できるでしょう。
多分、ブッシュ政権は、引退の花道として、北朝鮮との宥和を図るでしょう。そうすれば従来の北朝鮮仮想敵国論は、その拠り所を失います。そのムードの中で、軍拡につながる動きを警戒するのは国民として当然のことです。その予算を社会保障に振り向けるべきです。
少々ばら色でも構いません。「自民党とはここが違う」っと言う旗幟を鮮明にして、先手を打つのが必勝策と思います。
以上、単純ではありますが、これらの施策を、自民党の先手、先手を打って、国民に呼びかけていくこと。これが重要だと思います。
あと、野党各党は、自公政権敗北に向けて、従来のような「コップの中の戦争」は避け、今回だけでも、協力姿勢を打ち出し、利権、腐敗政党である自民党の打倒に力を尽くすべきです。
同様に、リベラル・平和ブロガー、市民諸君も、些細な主張の違いで反目することなく、小異を捨てて大同に着く姿勢で、協調して自民党政権打倒に向けて集中するべきでしょう。




いつもTB替りのコメントをありがとうございます。
少し時間差でリトル炎上気味のブログを眺めてみましたが、《些細な主張の違いで反目》しているのではなく、明らかなまちがい(些細な主張の違い?)を指摘された側が過剰反応しているだけのようです。ほっとけばおさまりますよ。
それはそうと、岩国市長選挙に民主党候補者はいません。衆院補欠選挙への現職候補の出馬です。衆院選立候補を市長選立候補と誤報が出ていたようです。
社民党の「議席をふやして民主党への影響力を強める」方針は、実現困難で、仮に影響力を増やせたとしても、その分だけ政界再編の際に民主からの脱党者をふやす効果がはたらき、プラマイ、マイナスでしょう。民主党から社民党への脱党者?、考えられません。
こちらこそコメントありがとうございます。
お話の件は、私も気にはしてますが、やはりおっしゃるように、ほっとけば収まると思います。ただ、もう少し冷静になれないかな?っと思われる人もいますが。
岩国市長選は私の勘違いでしたか。コメント欄を汚して申し訳ありませんでした。
おっしゃるとおりかと思います。スローガンと、反自民の他野党を攻撃するだけの、引きこもりの独善のような今の姿勢では、護憲小政党は、国民の支持を得られないでしょう。
ポピュリズムはいけませんが、正しいことを言っていればいつかは勝てる、っと言うのは幻想です。国民に支持される具体的な提言と行動が求められるでしょう。
くだらない例ですが、私は、自分の意見を、民主、共産、社民に送付しています。
民主は、たまに私個人宛に、意見送付の礼のメールが来ます。私の意見の内容を読んでいることがわかるメールです。
共産党は、頭から人の意見を否定して、党の教条を押し付けてきます。社民党はなしのつぶてです。
これだけでも、護憲2党が支持を集められない理由が見えてきます。
参院選で負けても総括が出来ていないなと思います。
(文章は修正しておきましたので、追加コメントは削除させていただきました。)
褒めても何も出ないですよ。
いみじくも、福田首相が今朝言った様に、「正道を行く」のが肝心です。
ただ、自民党の正道は、多分国民にとっての正道ではないでしょう。
私は、大局的でもなんでもなく、当たり前のことを言っているだけです。
参院選の時の年金問題のような、「風」頼みの選挙では、真に勝つことはできません。
国民にとっての「正道」で、まっとうに進んでいくことが、必要なのです。
護憲2政党批判は、これ以上はしません。彼らも仲間として、今後は共闘する方向を模索したいです。
>以上、単純ではありますが、これらの施策を、自民党の先手、先手を打って、国民に呼びかけていくこと。これが重要だと思います。
確かにこれが理想ですが、先手を打つタイミングを取り、そのときそこで衆目を集めるカリスマ性を発揮するには、天才的な才能が必要、それを備えた一人の相手に、知識や論理で武装した何百人は敵いません。
コイズミ対その他大勢が困った実例です。
だから常に少しずつでも繰り返して主張を続けるしかなく、カリスマ不在の現状ではそれが最も有効でしょう。ネットは適切なメディアです。
ところがこのやり方は地味で単調で退屈、だから肝と腰を据えつつダラダラやるのがいいのですが、どうもブログ環境とやらが、よろしくないようです。
動き回っていい結果を出せなそうなときには政策論でも整理し直したらいいのですが。できればきちんと本を読んで。
>多分、ブッシュ政権は、引退の花道として、北朝鮮との宥和を図るでしょう。
米朝の手打ちはとっくに済んでいるでしょう。でなければ「岩国」はありえませんから。
そして、世界から注目されているアジアの選挙というと、日本より台湾じゃないかな。中台の関係と影響も視野に入れておかないとね。
あと、scottiさんに異論。
>アニメや漫画などのソフトを発信する国に出来る特化した政策や教育を実行して、
行政の枠にはめていいものができるとは思えません。
それより早急に、労働条件全般を改善して経済を底上げすることです。
コメントありがとうございます。
確かに、具体的な政策論となると、難しいし、またその理解を得るのはさらに難しいでしょう。
また、福田首相は既に消費者重視を打ち出しました。野党は先手を取られたわけです。
今後は、細かな政策論で戦わねばなりませんが、それをいかに国民にアピールするかが大切だと思います。
カリスマ性は、なかなか難しく、コイズミも決してカリスマではなかった。だが、国民受けした。幸い、福田にはカリスマ性は無い。
やはり、ここは政策論争も避けて通れないでしょう。
アニメなどのソフトですが、お隣の韓国は、政府肝いりで映画産業を育成し、少なくとも日本のオバサマたちのハートはゲットしたようで。
管理ではなくて、育成する環境整備が重要かと思います。
では。