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産経新聞で、花岡という論説委員が、今回の米兵による暴行事件は、安易にバイクに乗った中学生の「しつけ」の問題だという記事を載せた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080212/plc0802122007008-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080212/plc0802122007008-n2.htm
この記事に対する意見は、現地沖縄から情報を発信している、「なごなぐ雑記」に詳しい。
http://miyagi.no-blog.jp/nago/2008/02/post_cadf.html
この「なごなぐ雑記」の筆者から伝わる、沖縄の苦渋と怨念を、産経新聞は理解できないだろう。というより、国にへつらうことのみを信条としている産経新聞には、他のことは言う能力も無いのだろう。
産経新聞は、昔からそうだった。
かつて、日昇丸事件というものがあった。少し古い話だが。
そこで、日本の領海内で、アメリカの原子力潜水艦が(皮肉なことに、アメリカ建国の父の、「ジョージ・ワシントン」号という)、急速浮上した際に、日本の貨物船、日昇丸という船と接触事故を起こした。原子力潜水艦は、深さ数百mにもぐれるほどの構造を持っているので頑丈である。接触により船体に損傷はあったものの、そのまま当て逃げして、その場を去った。
この事故で、日昇丸の船橋にいた、船長ともう一人の船員が、振り落とされて夜の海に落ちて死亡した。原子力潜水艦は救助もしないで逃げ去ったのである。
この事故について、当時の産経新聞は、社説でこう論じた。
いわく。アメリカのミサイル潜水艦は、日本を守ってくれているのだから、2人程度死んだくらいガタガタいうな、っと。
私の産経新聞嫌いはこの時から始まっている。
そして、同様の事件は、ハワイ沖で、日本の海洋実習船、「えひめ丸」に原潜がやはり急速浮上の際に接触し、えひめ丸に乗っていた、まだ10代の7名の命が奪われた。
この時の産経の論調は読んでいないからわからないが、この原潜は、乗っていた賓客に、操縦を楽しませるために、素人に浮上の操作をさせていたらしいことが疑われている。
まだある。もっと古い事件だが、神奈川県、横浜市の北部の住宅街に、アメリカのファントム戦闘機が墜落した。その事故で、幼い命が失われ、母親も重い傷を負い、その後かなりの苦しみの期間を経て亡くなった。
この事故の時、アメリカ軍関係者も、日本の警察も、現地に駆け付けながら、被災した家屋の救助にあたろうとはせず、脱出した戦闘機の乗員の保護と、戦闘機の機密部品などの回収をして立ち去った。
燃料が引火して燃える家屋には母子が取り残されて、消防隊が来るまで放置されたのだ。
つい先ごろにも、岩国市で、10代の女性が、4人の米兵にレイプされた。この時も、広島県知事が産経と同様のことを言ったが、和姦と強姦は、違うのである。しかも集団で。
おもな事件だけでも、思いつくだけで、これだけのことがある。
これでもなお、産経新聞は、被害者の方に責任があると言い張るのか?
産経新聞が、日本の右翼組織や自民党と結びついており、日頃から、愛国心だとか、国防の重要性を叫んでいるのは周知のとおりである。
この噴飯ものの三文記事を書いた花岡という、売国奴のことは、「なごなぐ雑記」さんの記事で痛烈に批判されている。
日本人は、これだけの傍若無人なことをアメリカ軍にされても、なお被害者が悪いのだと、反基地の運動は「いかがわしい」のだと言われなければならないのか?
どこが、愛国だ、どこに自国民に対する愛情と同情のまなざしがあるのか?
産経新聞が主張する愛国とは、自国民を殺されたり、性的慰みものにされても、米兵のさせるがままにすることこそが愛国なのだ。これで、教育で愛国心を教えろだの、徳育の充実だのと言うのは、どの面下げて言うのであろうか?
所詮、産経新聞は、三流スポーツ紙と同レベルの、低級新聞である。マイクロソフトネットワークの提携ニュースサイトが、昨年10月に、なぜか毎日新聞から産経新聞に変わったが、そのトップ記事を見ると、芸能人のスキャンダルや、グラビアアイドルの写真、低級な性的ゴシップが載っている。毎日新聞の時にはそんなことは無かった。
大体、産経新聞は、読売、朝日、毎日と並んで、「4大新聞」などと言われているが、実は夕刊を発行するのを止めてしまい、朝刊の発行部数も、1位の読売の7%ほど。朝日、毎日と比べても2割に届かない発行部数しかない。ちなみに首都圏の駅のKIOSKでは、日本経済新聞はあっても、産経新聞は置かれていない場所が多い。
発行部数的には、「地方新聞」分類されている、東京新聞、中日新聞(この2紙の社会面などは、同じ記者たちが書いている)の発行部数に遠く及ばないのに、「4大全国紙」という、誤った呼ばれ方をしているのである。産経新聞は単なる、三流ゴシップ紙にすぎないのに。
この新聞が、なぜ4大紙などと言われたり、MSN(マイクロソフト・ネットワーク)に採用されたりするのかは、謎であるが、たぶん政府自民党の意向が働いているのであろう。何しろ、自民党の老害、もとい重鎮、中曽根元首相は、「私は産経新聞しか読まない」と、かつて言ったことがある。
その自民党が、愛国心の強制や、日の丸・君が代の強制を行っているのは、ずいぶん昔からだし、それを強化しようとしたのが安倍晋三前首相である。
産経新聞が、「第2自由新報(自民党の機関紙)」と揶揄されるのも無理からぬことなのである。
ジャーナリズムが特定の政治思想に偏ってはいけないということは本来ない。アメリカなどでは、大統領選挙の候補を「本紙は、誰を支持する」などと表明するのが常識だ。ヨーロッパでもほぼ同じである。
日本もそうであっていけないということは無い。しかし、なぜか日本のマスコミは実態は全く違うのに、「不偏不党」、「社会の公器」と、自らを呼んではばからない。
それこそが「いかがわしい」。さらに、くりかえし述べたように、自国民の少女が凌辱されたのを、まだ年端もいかない14歳の少女に責任を転嫁する記事を堂々と載せるのが、もっといかがわしい。
国民もよくしたもので、保守的な読売新聞が発行部数日本一とは言え、産経新聞のようにいかがわしい低級紙には、たとえ購読料が安くても、買わない国民が多いというのが実情である。
さぁ、真に日本に誇りを持ち、日本を愛する者は、産経新聞をボイコットしよう。サンケイ・スポーツも同様だ。同じ、フジ・サンケイグループの、フジテレビや、扶桑社の右翼的書籍もボイコットしよう。
たとえあなたが保守的思想の持ち主で、愛国心が重要だと(私もリベラルの見方で、愛国心は重要だと思っている)思っている人も、この花岡という論説委員の的外れな記事を載せる、非愛国的な産経新聞をボイコットしようではないか。
(追記:1)
サンケイグループの、そしてそれに付和雷同する右翼の、歴史改竄主義による従軍慰安婦問題への対応も、この事件への反応と同じなのではないか?軍国のためには、女性(少女)の人権も肉体も蹂躙しても構わないという、男の傲慢な思考。下劣で卑怯だ。
(追記:2)
今、トラックバックをして驚いた。この問題に触れたブログはごくわずか。岩国選挙問題にまだこだわっている。悪いとは言わないが、岩国を含め、米軍基地の問題の、現地での切実な問題こそが、今回の事件に象徴される。
いまだに沖縄人と、本土人は、感性を共有できないのだろうか?
(追記:3)
普段は、冷静で、論理的な文章を心がけている私だが、今回の件では、感情を爆発させている。
しかし、人間の行動とは、まず感情があるのではないか?感情、同情、共感があって初めて次の思想へのステップとなる。今回はお許しいただきたい。



私は今、非常に機嫌が悪い。
たとえ、シンパであっても、沖縄の問題で、日米地位協定などを問題視しないで、犯罪者はどこにでもいる、っという、ピントのずれたコメントを許容する気は無い。
また、申し訳ないが他の方のコメントにもお返事するだけの気力が続かない(記事作成に気力を使い果たしてしまったので。)。
当面、コメントへのお返事は、気まぐれに少しするだけになるがお許し願いたい。
今後は直接、米軍に抗議できないか?
あるいは、米国に抗議できないか?
と考えるものであります。
私もブログに英文で記事をアップしようとしたのですが、英語がへたくそなんで躊躇してます。