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沖縄でまたも起きた、少女暴行事件に端を発し、在日米軍や自衛隊のあり方。ひいては日本とアメリカの関係についても考えるようになった。
今日の記事では、時間はかかろうとも、日米の関係を改め、日本が真の平和国家、独立国家として存立していく道を模索したい。
はじめに言っておくが、私は反米主義者ではない。今のアメリカのブッシュ大統領に代表される、戦争外交の推進者には激しく反対しているが、同じ気持ちの人はアメリカ人にも大勢いる。
また、結局はアメリカの富裕層のみに富が集中してしまう、「グローバリズム」と呼ばれる、実は「アメリカン・スタンダード」である、「新自由主義」政策にも反対しているが、これはアメリカという国家と同一ではない。やはり、ブッシュ大統領という、アメリカ全体のことすら考えず、自分とその取り巻きの私腹を肥やすことのみに政策を集中させている、現在のアメリカの政権の問題なのである。
私が英会話学校で習ったアメリカ人の青年は、陽気でフレンドリーで、英語でもジョークがうまく、私はとても好きだった。それに、アメリカの映画や音楽。エンターテイメントとして、他の追随を許さない。
さらに、ブッシュ大統領は、自分の利益にならないので、復興をほとんど行っていない、ハリケーン・カトリーナによって被災した、ニューオールリンズのジャズを、私は愛してやまない。
私も、日本人の多くと同様に、アメリカにシンパシィを感じ、行ってみたい国でもある(実情を知れば、住みたいとは思わないが。)。
この意味で、私は、反米主義者ではない。ブッシュという犯罪的に劣悪な大統領の政策に強く反対しているのである(アメリカ国民の多くも、今はそう考えている。)。
さて、では、前日の記事で、ほぼ証明したように、在日米軍は、日本を守らない。守るために存在しているのではなく、対中国や石油確保のために、南アジア、東南アジアを視野におさめて、軍事的影響力を持とうという戦略の上で、アジアでの出撃拠点として、沖縄はアメリカに利用されているだけなのである。
実際、北朝鮮の脅威を日本の右派は喧伝するが、韓国駐留米軍は、縮小をしており、有事の韓国軍を含めての指揮権を、韓国側に移譲するとしている。アメリカは北朝鮮を脅威だとは本当は考えていない証拠である。
ならば、世界の情勢や、アメリカの戦略が変化すれば、在日米軍のあり方も変化するのではないか?と思う。
私は、次期大統領として、アメリカ民主党のバラック・オバマ氏を望んでいるが、彼はすでに、ロシアとの包括的核軍縮交渉を行うことを政策として掲げている。
また、オバマ氏ならば、ブッシュのように、他国を「悪の枢軸」などと勝手に名付けた上で、根拠のなかった大量破壊兵器疑惑で侵略して指導者を処刑するようなことはしないと期待している。
特に、赤字大国日本をはるかに超える財政赤字を抱えたアメリカが、ブッシュのように戦争に明け暮れることをいつまでも続けることはできない。軍事力で制圧して、石油を奪い取るのではなく、友好を深めて、適正な貿易で石油他の物を入手すれば良いのである。その方が、軍事費よりも安く上がるのは間違いない。
かつてのアイゼンハワー元大統領が、退任演説で、「産軍複合体の台頭には注意しなければいけない」と言ったが、ブッシュ大統領とは、まさに産軍複合体の利益代表者であり、国民を貧困に陥れても、軍隊は増強し、世界中で戦争を起こしてきたのである。
アメリカが、ブッシュのくびきから解き放たれ、軍のみを重視する(北朝鮮の「先軍政治」と同じだ)政策から転換したとき、日本の側も、軍事利権にまみれた自民党政権が無くなっていれば、日米安保条約のあり方も変わってくる可能性がある。
アメリカの変化に期待するだけでは駄目である。ひょっとすると、オバマ氏は大統領になれず、共和党で、軍事に関してはブッシュ同様のタカ派のマケイン氏が大統領になる可能性もあるのだ。それに、私たちは日本人で、アメリカの大統領を選ぶことはできない。
たとえば、日本は島国であるから、本当に万一、日本に攻撃があるとしても(私は無いと思っている。メリットがない。それに私の理想は軽武装中立であるので、以下は仮定の話である。)、軍隊が海を渡ってくるのを防ぐのが一番である。ならば、必要とされるのは、今の海上自衛隊の、アメリカ軍補完のための対潜水艦装備重視の装備を無くし、韓国やロシアのように、対艦ミサイルを積んだ、小型の高速艇を多数配備する方が、コストも安く、国土防衛の意味では現実的である。日本の海上自衛隊にも近年、この思想のミサイル艇が導入されているが、依然、アメリカ追従の、高価で、国防には役に立たない、大型護衛艦が主力である。
この場合も、海上と同様、戦車ではなく対艦、対戦車ミサイルを搭載した、小型車両を多数用意すれば良い。移動も配備も高速ででき、運用も簡単でコストははるかに安い。大体、戦車で戦う相手が上陸してきて、日本の国内で戦うならば、相手を撃退しても、国土や人間、財物に重大な損失が出る。それでは国防の意味は無い。
このように、自民党政権下では、とにかくアメリカの言いなりになって、高価な兵器を買わされて、しかもその過程で商社やメーカー、政治家が利権を吸ってきたのである。真に国防を考えれば、上記のほかに、対艦・対地ミサイルを搭載した攻撃機部隊とヘリコプター部隊、そして、それを護衛する戦闘機部隊が少しいれば十分である。
ちなみに、アメリカ軍では、海外に攻めていくための装備としては、F-15や、F-18のような高性能戦闘機を使っているが、本土防衛用には、旧世代の戦闘などが、今でも現役である。何が何でも高性能で高価な物を、っというのは、そこから利益を得る、利権政治家、官僚の都合なのである。
つまり、日本は、まず自民党利権政治を倒すこと。そして、日米地位協定の廃止をアメリカと交渉すること。まずはそこから始まる。
もし、アメリカに、現実的で、ブッシュのように戦争狂では無い大統領が生まれれば、まさに、日米関係の良好さを築くために、一方的に軍事的に支配されている部分から、日本が真に自立できる道を探れば良いのである。それこそが日米友好であると相手を説得するのである。そうして、今でも現実には、在日米軍は日本を守らないのだから、日米安保条約を改定または廃止して、日本の基地負担を無くす方向に交渉するのである。
さらに言えば、国際関係を軍事だけで語るのは、もはや無意味である。思考能力が欠如しているとしか思えない右派は、中国脅威論を喚き、沖縄での事件を無視して、毎日「毒餃子テロ」などと叫びまわっている。ならば、自分たちで、竹やりでも持って、中国政府を倒してこい。できもしない癖に。
餃子や食料の多くが中国産であるということ。日本の経済が好調だと表向き言われているのは、中国に生産拠点を移した、製造業の製品が中国とアメリカを中心に売れているからである。日本企業の中国への進出や、食料の調達は、中国に雇用と技術移転の機会を与えており、今後は環境面で一層日本の技術が求められるであろう。
これほど密接になった、対中関係(先方から見れば対日関係)のもとで、中国が日本を攻める理由などかけらも無い。そんなことをしても損をするだけで、得るものは何もない。
また、中国の国防費が多いのは、長年の仇敵であるロシアと、長大な国境を接しているからである。現実に中国の主要な軍事基地は、内陸部に多く、日本に近い地区にはあまり存在しない。
このように、意味もなく武器を欲しがり、戦争を叫ぶ奴ほど弱虫だというのは、昔から言われている。芥川龍之介の、格言集にこんな言葉が出ている。「軍人とは小児に似ている。おもちゃ(兵器)と、光物(勲章)を好むことおびただしい」と。
国際関係を軍事中心で語るのは誤っている。天木直人氏がしばしば言うが、日本には外交がない、と。つまり、日本の外交姿勢が、対米従属一辺倒で、全く自主性もなければ、頭も使ってこなかったということである。
そんな自民党政府には退場してもらうしかない。だから、まずは政権交代が必要なのである。

>何が何でも高性能で高価な物を、っというのは、そこから利益を得る、利権政治家、官僚の都合
大阪府知事選や京都市長選の隠れた争点は、先端ハイテク産業の軍事活用(武器輸出)の拡大じゃないのですかね?
だから前原氏は、そこ(大連立への誘惑・未練&今後の政界再編への思惑等)を隠すべく、あえて得意の軍事外交では質問せず、建築確認関係の質問してたのかな?って、勘繰ったりしてます。
案外岩国よりも京都、のほうが大事かもしれません。
ハイテク立国ですからね。武器禁輸のたがをはずして、景気浮揚なんて思っている産業人、多そうですからね。防衛機密で守られてますし。財にとっても「うハウは」したい世界?って気がします。
国防を自力で行う事で独立国に一歩近づけますから。
しかし、その為には現在、米軍が果している役割を代わって行わねばなりません。日本に運ばれる資源、食料、観光客等々…
少なくとも足の長い艦艇、戦闘機、潜水艦、ミサイルこれらは必須でしょう。
また、その為の基地も欠かせません。
どこかが攻めて来る云々を考えなくても国が成り立つには、輸送路の安全を守らねばなりませんからね。
以上の様な事は当たり前と思っておりますが如何でしょう?
>国際関係を軍事だけで語るのは、もはや無意味である。
おっしゃるとおりです。
国防にしても軍事だけでは語れないですね。経済的結びつきを強めて利害共有者になれば敵対する必要も薄れるわけですし、外交努力で脅威を減らすこともできるわけですし。
ともすれば戦争することを前提にして語る人々もいますが、意味がないですね。
そういえば冷戦時代には「もうすぐソ連が来るぞ」とよく言われたようですが結局来ませんでしたね。今の中国脅威論はそれよりもはるかに説得力がないと思います。
まあ、防衛白書で中国を事実上の仮想敵国にするのは予算を取るためにはそれなりの「敵」が必要だからなんでしょうが、それを鵜呑みにしたり過敏に反応したりする人達もなんだかなー、と思います。
おっしゃるように、日本の財界の悲願の一つが、武器輸出三原則をなくし、ライセンスはアメリカであっても、日本で作っている兵器を輸出することです。軍需産業はいつの時代でも政府と結びつき、技術を持つ一部の企業だけが儲けてきました。
今の経団連会長の御手洗のキャノンも、レーザー兵器や光学兵器を作っており、その輸出をしたいでしょう。
橋下も、大阪の経済活性化のために、大阪の軍需産業の活性化を言い出すかもしれませんね。
おっしゃることは、昔から、シーレーン防衛という名で、日本の護衛艦の海外派兵の口実にされようとしてきました。
実際の戦争において、通商破壊戦は、重要ですが、メインの戦闘ではありません。
シーレーンだけを攻撃されるという事態は、まずないでしょう。
最近、軍拡主義者は、マラッカ海峡などでの武装海賊のことを、派兵の口実にしようとしていますが、まずそれは、その現地警察・軍の主権侵害です。次いで、その規模の事件であれば、海上保安庁の、軽武装の巡視船で十分です。さらに、海賊退治に、海賊が占領した船を撃沈するのですか?軍隊では処理できない、または、鶏を割くに牛刀をもってするようなことです。
軍事的な個所については、現在の自衛隊装備の矛盾を指摘するための、ためにする論であり、私自身は、日本は、軽武装全方位外交による事実上の積極的中立を目指すべきだと考えています。
その考えも、基本は、経済的結びつきにより国家間の戦争が無意味になることを前提にしています。さらに、インターネットの発展により、情報も国家間を超えて流通するようになれば、さまざまな誤解も消えていくでしょう。そのためには各国の情報公開も必要です。
軍事力=国の威信と考える、古い考え、または単純に「力」信仰の、頭が固い人も多いのです。冷戦が終わりソビエト崩壊で、国力も組織もガタガタになった旧ソビエトに、アメリカも中国も攻めていかなかったではありませんか。パワー=国力では無いのです。
根本的解決のためには国防のあり方から考え直す必要がありますよね.具体策はともかく,そういう姿勢に敬意を表します.
今回、勝手ながら、私のブログ記事に、
眠り猫さんの記事を使わせていただきました。
事後承諾お許し下さい^^;
>unaさん
ありがとうございます。
この記事での国防論は、意図的に今の自衛隊の矛盾を突くために作った話ですので、本当にこれで良いのかどうかは別です。
しかし、米軍は日本を守ってくれている、とか、中国や北朝鮮の脅威があるから軍事力増強とか、軍拡をして儲けている側の言い分だけで理屈を構成しても何も生まれません。
自ら、そしてみんなで知恵を絞って、新しい世界秩序を考える。それをしてはじめて変革が起こりうると思います。
国連の常任理事国入りしたければ、アメリカの票を2票に増やすだけでは、絶対になれないのです。なる必要はないと私は考えますが、もしなるとしたら、非軍事での新しい世界への展望を示してこそ、常任理事国にふさわしいといえるでしょう。
引用、転載は構いません。今朝確認しただけで、すでに3ヶ所に引用されています(爆)。