私が出掛ける2週間前前には、沖縄におけるアメリカ海兵隊員による14歳の少女暴行事件と、イージス艦の漁船との衝突事件については、まだマスコミでもかまびすしく取り上げていた。
旅行中、ネットにふれる環境に無かったので、その後の状況を知ることができなかった。
まず、暴行事件については、少女の家族の側から、「そっとしておいてほしい」ということで、告訴取り下げになったそうで、海兵隊の兵士は釈放されたが、アメリカ軍の内部では引き続き捜査と訴追が行われるそうである。
詳細は私はリアルタイムで見ていないのでわからないし、少女とその家族がどのような思いでそのような決断をしたかについてはさらにわからない。
ただ、事件後、補償金を取るために騒いでいるのだ、という右翼の主張は、告訴取り下げにより、全くの的外れであることがわかった。それにも関わらず、今度は、勝ち誇ったように再度少女をバッシングする右翼の主張は全く理解に苦しむ。
また、日本国内で同じ事件を日本人が起こしたら、こんなに騒ぎにならなかったとか言う意見もあるが、それこそ的外れ。日米地位協定により、治外法権が認められた米兵の起こした事件だから問題になるのであって、沖縄県民の怒りがわからない連中には口をつぐんでいてもらいたいものだ。
また、この事件を政治的に利用するなという意見も見かけたが、少なくとも私は、政治的力など持っていないし、また、治外法権を認める、「日米地位協定」の改定を求めているだけで、別に政治利用などしていない。
逆に、自国民を他国の軍人に暴行されて、その被害者をののしる連中の「愛国心」とは何かを疑わざるを得ない。まぁ、馬鹿は放っておこう。
イージス艦事故については、事実関係がほぼわかり、一方で被害者は不明のまま捜索は打ち切られた。現在は国会で、石破防衛相の責任追及や、発言の内容の疑義についてに、争点が移っているようである。私はその辺には関心がない。
この件については、私は、法を無視して、軍艦の航行を優先しようとしたイージス艦が全面的に悪いのであり、正体不明の軍国主義者、クライン・孝子の妄言のように、「漁船が避け無いのが悪い」などという意見を載せる、保守系マスコミの良識を疑うのみである。
これもまた、私は別に政治利用しようと言うのではなく、悪は悪として、法を破り2名の国民の生命を奪った事件の加害者を非難するだけである。
今回の2つの事件で、産経や新潮などの保守論壇のいかがわしさと、そこで垂れ流される、非論理的で、非愛国的な妄言の数々が、これらのメディアの評価を大幅に下げる結果になったことだけは間違いあるまい。それをオウム返しに叫ぶ、無思考右翼どもの軽薄さはそれ以上にひどい。
まぁ、馬鹿につける薬はないということで、これも黙殺するしかあるまい。
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