しかし、よく考えてみると、屁理屈の得意な日本の与党政治家、タカ派政治屋、その陣笠マスコミが行うであろうことを予測し、今度は私たち日本人自身として、軍拡を許さず、平和と、その金を社会保障や生活安定に使うという方針を獲得しなければなりません。
オバマ氏は、「戦争屋ブッシュ」への批判から、また現在の格差社会アメリカの多くの国民の声にこたえるために、「国民皆保険」をはじめとした内政重視の政策を取ろうとしています。
しかし、日本にとっては、仮に彼が大統領になっても、ある問題が残ります。
それは、オバマ氏は、ブッシュやマケインよりはましであっても、やはり、巨大軍事国家アメリカの政治家であり、自国の利益のための行動をとるだろうということです。
戦争屋ブッシュが進めたイラク戦争や、「日米同盟」の強化という政策は転換する可能性はあります。また、アメリカとしての軍事費の削減は当然行われるでしょう。
しかし、オバマ氏とて、アメリカの軍需産業を滅ぼすつもりは無いでしょう。また、現在世界中に展開しているアメリカ軍による、「世界の警察官」という、傲慢かつ余計なお世話な政策を、ただちに変えることは難しいでしょう。
そうなると、オバマ氏または、彼が大統領になったあとも残るであろう、ネオコン勢力はどのような態度に出るでしょうか?
それは、西太平洋から東アジアにおいて、日本に責任を持てと要求してくる可能性が強いことです。
アメリカとしての軍事費の削減、内政重視はしても、アメリカの武器をアメリカ以外の国が購入するのなら、ネオコンとしては問題がありません。
そこで、オバマ氏もまた、日本に対して、アメリカの軍事方針の変更の分を日本に肩代わりさせるという姿勢をとる可能性があります。
アメリカ民主党は、中国と近い関係にあります。ですから、中国を刺激するような政策は慎むかもしれません。
しかし、日本のネオコン達が、これまでもアメリカからの要求を口実に軍拡を続けてきたとすれば、今後、オバマ政権になったとしても、日本からアメリカに内密に要求し、日本に対して、「東アジアの警察官」になれという発言をさせるという可能性は十分に考えられることです。
オバマ氏がこの路線に乗るのか?それとも、日本の軍拡により、中国やアジアを刺激しない方策を選ぶのか?日本人にとっても、関心が高いところです。
また、オバマ氏が、日本では無く、中国に、東アジア安定の責任を肩代わりするように求めるかもしれません。そうすると、ヒステリックな日本の軍拡主義者は、中国の軍拡を口実に、日本でも軍拡をするべきだと騒ぐでしょう。
これらのことを阻止するためには、日本人自身が、ネオコン政治屋たちを追放するしかありません。
オバマ氏に投票することは日本人にはできませんが、日本の政治を変えることは日本人の責任です。自民党の安倍、民主党の前原らのようなネオコン政治業者を政界から追い落とすことこそが日本人が、軍事に無駄金を使わず、その分を国民生活の向上、社会保障に使うことへの道です。
日本人自身の審判が求められます。


